バッド・エデュケーション (2004)

文字数 597文字

【勉強して出直します】 2007/10/24




さわやかスマイルワッペンでも胸に飾りたいほど、
感じのいい笑顔のガエル・ガルシアが、なんと妖艶な女装を見せてくれるという
・・・それはぜひ一度という興味で拝見した。

これは妖艶と言うもんじゃないな、妖怪の一歩手前だね、きれいに仕上がってるわけでもなかった。
ストーリーそのものは、二重の劇中劇趣向が奇抜で面白く、なにやら異常な世界に引き込まれてしまう。納得の謎解きも用意されてる、
ところがこの異常さには僕はついていけなかった。

繰り広げられる愛の世界を眼の前にして、「さわやかワッペン」をはずしたものかどうかと・・・オロオロ。
愛の世界といっても全てが「男たちの愛の世界」なんだな,ホント知らなかった。
気がつけば女性の姿形すらスクリーンには見えてこないことに気づいて、またうろたえる。
ガエル・ガルシアの周りに女性が見えない不思議さには、素直なところ耐えられなかった。

正直に気持ちを吐露するなら、
「ゲイ」テーマ、一歩譲っての「業界特殊愛」話は苦手なんだろうな。
それは僕自身に偏見があるからだろうか?
・・・あるいは潜在意識が反応するからだろうか?!!

そんな次第で、
妖しい男たちの妖しい表情、しぐさ、匂いを感じることなく、淡々と監督ご自身の半生記(と称せられている)を追体験させてもらっただけにとどまった。

製作スタッフ、キャストには申し訳なかった、
勉強して出直します。
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