アリー/ スター誕生 (2018)

文字数 864文字

【クーパーとガガ パーフェクトカップル】  2018/12/21



今作で4回目のリメイク、
ドリームカムトゥルー国民的ストーリーは相変わらずの心地よさだった。
古希を前にして 二度「A STAR IS BORN 」を
時代とともに拝見することができた幸せをかみしめている。

前回1976年版は僕自身ファンであったバーブラ・ストライサンドの
ワンウーマンシネマだった記憶がある。
当時バーブラは歌手・俳優として最高峰を極めていた、 
そんな彼女がスターを演じるのは当然というところだった。

いや、今更昔話をしても仕方がない。
今作でのレディ・ガガさんがスターではないことは決してない、
僕がよくよくは知らないというだけである。
ガガさんがこんなに上手なお芝居ができるとは期待していなかった。
アメリカショービズ世界に生きるガガさんのスーパー能力を思い知らされた。
そして、ガガさんの素顔がとても可愛いことを知って、早速僕は彼女のファンになってしまった(シネマ世界での)。
シネマのなかで「私の鼻は大きすぎて美人じゃないの・・・」と呟くけど、
いえいえ十分に輝いていました。
美人には きらりと輝く内面がないといけません、
ガガさんのナチュラルな演技は天性のものかもしれません。
そういえばバーブラの鼻も大きかったな、お二人とも個性的美人なのですね。

閑話休題、
今作は、ブラッドリー・クーパーが監督も兼ねている。
当然彼が演じるアリーの恋人ジャックの扱いは丁寧、
というか依怙贔屓レベルの破格のカッコよさ。
その分、のし上がってくる新スターアリーとのバランスが取れるようになっていた。
落ちぶれる元スターのイメージを今シネマではうまく回避していた。

シネマが追い求めたのは最後まで、アリーとジャックの純愛。
今時珍しいややこしい男女関係もなく、
いい年の大人の恋愛物語に本シネマがアメリカ国民ストーリであることに納得する。

願わくば本作の愛のテーマ 
《シャロ―》が《エバーグリーン》と同じように末永く愛されることを。

2018年の最後になって年間ベストシネマに出会う、いい年の瀬になった。

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