ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル (2011) 

文字数 916文字

【アクション・シネマに「暖」一点】 2011/12/24



ケティ・ホームズの可憐さが好きだった。
トムと結婚してさっさと引退した、
おそらく離婚してスクリーン復帰することもないだろうと淋しく思っている。

シリーズ3作目、前作でイーサンが結婚する女性がどことなくケイティ・ホームズに似ていた。
この女優さんはミシェル・モナハン、
イーサンに「IMFって何?」と無邪気にに聞いていたっけ。
ちなみにイーサンが「インポッシブル・ミッション・フォースだよ」
と照れながら答える名場面があったっけ。

ミッション・インポッシブルシリーズは第3作からなりふり構わない
スーパーアクション・シネマに見事変換したけれど、
僕はこのミシェル・モナハンに逢えたのも密かな隠れた楽しみになっていた。

そしてこの4作目は、シリ-ズ最高のアクション、
それもケチることなく満載アクション、
息つく暇のないままクライマックスに突き進む。
しかし、あろうことか、
スピードあるアクション展開切り替わりシーンのほんの些細な会話の中に
「イーサンの妻が惨殺された・・・???」なんてことを漏れ聞いてしまう。
「えっ、いまなんて言った?」
その後しばらくのシークエンスは、ホワイトアウトした僕の脳みそに何も達しなかった。

そりゃ、今回のアクションはすばらしい、
特に高所恐怖症の僕には文字通り痛快のバーチャル経験、
トリックもベーシックで、そのぶん懐かしいTVシリーズを思い起こさせてくれて感激だ、
周りの役者も粒ぞろい、あるいはもったいないくらい、
最後の盛り上がりも稀有の出来上がり
(ロシアとアメリカが理解しあうとは・・・トホホな時代というべきなんだけど?)。
全ての悪はテロリストという世界標準倫理を我慢すれば、
今シネマはシリーズベストにして本年アクションシネマベストにもなっている。
そうあの一点を除いて!

しかし、
まさかのどんでん返しで僕は一転極限ハッピーになる。
ここまで説明すればお分かりのとおり、
ジュリア(ミシェル・モナハン)が最後の最後にサプライズ登場する。
遠景からでも夫婦はその愛情を確認しあうのだ。

可憐なミシェルに逢えただけで心がポット「温まる」、
アクションシネマにこそ「可憐な愛、暖かさ」がよく似合う。

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