【ひとりはひとりのために】

文字数 654文字

 ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために、何てことはそうそうない。

 大抵はひとりはひとりのためにこそ動く。立場が上の人間も責任のためにこそみんなのために動いているようには見えるけど、基本的にはひとりはひとりのためにこそ動く。

 とまぁ、そんな話をするのは、いうまでもなく『ブラスト』との関係にちょっとした進展があったからだ。

 まぁ、進展というよりは退行のほうが正しいのかもしれないが。

 要はこれまでの相手側とこちら側で話し合いの場を設けることとなって、話をすることとなったのだけど、明らかにしょうもない大人のイジメみたいなことを指摘すれば、

「そんなことしたつもりはなかった」

 である。まるでそういえば何でも許されるみたいないい方で、その話し合いの場で何度もそんなことばが飛び出たワケだ。

 そんなことをしたつもりはなかった。便利なことばだ。争いは意識の欠如から生まれるということが証明されたようなモンだ。

 結局、全部問い詰めたら『ブラスト』側も絶句していたけれど、所詮はその程度。意識もやる気も、何もかもがその程度でしかない。

 中には煽ってくるようなのもいて本当にどうしようもないなと思ったのだけど、取り敢えずは『話し合い』は終わったということだ。これでダメならもう何してもダメだろうね。

 まぁ、どっちに転んでもおれはいいんだけど。もう『ブラスト』に関しては何の情もないから。組織が代謝を繰り返したところで、その組織の性質、本質ってのはほぼ変わらないんだろうってのがよく分かる出来事だったよ。

 アスタラ。
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登場人物紹介

どうも!    五条です!


といっても、作中の登場人物とかではなくて、作者なんですが。


ここでは適当に思ったことや経験したことをダラダラと書いていこうかな、と。


ま、そんな感じですわ。

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