【空虚なる日々への復讐】

文字数 1,058文字

 芝居の稽古がなくなって二週間が過ぎた。

 まぁ、そうなると何とも空虚というか、芝居とは関係ない瞬間までもが虚しく感じる。

 とはいえ、ここ最近のウイルスの感染状況を考えると、これはある種の英断だったのかもしれない。少なくとも、この状況下からすると、九月に芝居の本番というのも限りなく厳しく思えてくる。

 まぁ、そんな感じで延期になった芝居の公演ではあるのだけど、実はーー

 来年の一月にやろうかという話が出ている。

 何故一月かというと、演出の方の都合のつくのがそのぐらいの時期しかないからだったりする。まぁ、じゃなきゃ更に待つか、演出家を変えなきゃならないのだけど、おれ自身としても、メンバーとしても演出家の方を変えたくないというのが本音で、やるならそこしかないというのが、総意になったワケだ。

 確かに来年の一月の感染状況がどうなっているかはわからない。もしかしたら、過去最悪といわれている今よりも酷くなっているかもしれない。だが、あまりウジウジもしていられない。やる時はやる。そう決めて動かないと、いつまでも天に飼い殺しにされるばかりだ。

 下らない天命にはもうウンザリなのだ。人はやるべきことをやるしかない。だからこそ、可能性が見えなくとも、どうなるかわからずとも、やると決めたら動くしかないのだ。

 関東の三県が八月の頭からまた緊急事態宣言に入ることを考えると、また空白のような時間が増えてしまうとはいえ、気は抜いていられない。肥っている余裕もないし、鼻を垂らしながらポッカリと口を開けている暇もない。

 時間は今そこで動いている。やれることをやるしか、先はないんよな。

 過去二度に渡るブラストの公演の中止、そして今回の延期。もう黙っている時間は終わり。そろそろ空虚な時間への復讐を始めないとな。

 さて、ブラストの名前も出たのでついでにいうと、ブラストも来月からリモートという形で活動を再開する。というのもーー、

 二月に公演をやることとなったのだ。

 この公演にもおれは出ることとなる。つまり、年末から一月、二月に掛けてがかなりハードになりそうだ。

 だが、それも仕方ないと思う。酒浸り、だらけた時間、運動不足に肥満の日々、これらすべてに復讐する時が来たと思えば安いモンだ。

 久しぶりに自分の中に熱気が戻って来た感じではあるけれど、まぁ今は兎に角、どうなろうが関係なしに火の上か、或いは針の山の上を歩くしかないという、ね。

 やってやりますよ。

 これ以上沈黙なんてしてられんのでね。さて、ふざけた現実へ、復讐の時だ。

 アスタラ。
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登場人物紹介

どうも!    五条です!


といっても、作中の登場人物とかではなくて、作者なんですが。


ここでは適当に思ったことや経験したことをダラダラと書いていこうかな、と。


ま、そんな感じですわ。

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