【地雷に向かって核爆弾】

文字数 1,121文字

 気づけば十周年である。

 お前がこの駄文集を書き始めてまだ半年も経ってないだろうが、盛るなよ、って感じではあるだろうけど、当たり前の話、この駄文集の話はしていない。では、何か。それはーー

 東北の地震から十年ということだ。

 はやいモノだ。もう十年とは。その時の話に関しては、三月十一日が近づいたら書く予定なんで、ここでは言及はしないけど、あの恐ろしい地震から十年が経とうとしていると思うと、何ともいえない気持ちになる。

 ちなみに、おれの部屋にあるHDDレコーダーには、震災から数日後に放送された『ダイハード』を録画したデータが今でも残っているのだけど、当時の空気感というものもCMを通じて残されているワケだ。が、それらを改めて見直してみると、やはりとんでもない状況だったんだなと再確認せざるを得ない。

 ただ、やはりあの時期のことは思い出したくないというのが正直な気持ちだ。というのも、あの地震が自分にとっての核爆弾ーーパニックの原因になっていると思っているからだ。

 まぁ、それまでに溜まりに溜まったストレスもあるんで地震がすべての元凶というワケではないのだけど、引き金を引いたのは、間違いなくあの地震だと思っている。

 あれから十年、早いモンだと思うのも束の間、土曜の夜に比較的大きな地震が起きた。それもあの地震から十年が経とうとしている今、だ。ウイルスに続いて地震ともなると、泣き面に蜂もいいところで、正直ウンザリする。

 オマケに当時を思い出させるようなSNS上のデマに次ぐデマにも、外国人に対するヘイトにも本当にウンザリさせられる。この十年で日本人は何を学んだのか。結局何も変わってないのか。こうなると一体何を信じて生きていけばいいのかわからなくなりそうだ。

 大きな地震が起きれば、たくさんの命が失われるのはいうまでもないし、たくさんの建物や文化財も失われる。そうなれば多くの人が無力感に苛まれ、更にはその後の余震で精神を病む人も出るだろう。そう思うとこころが痛い。

 だから今は土曜日以上の地震が来ないことをただひたすらに祈るばかりだ。

 そして、この駄文集が少しでも日々の不安を解消するクスリになれば、と願っている。

 こんな閑古鳥が鳴いている駄文集に何の価値があるのかといえば、ないだろう。ただ、このゴミで少しでも気分が和らぐなら幸いだ。

 だから、これからもここはコンスタントに更新していこうと思う。こんな名もなき文章で少しでも日々のストレスが浄化されてくれるなら、おれとしても嬉しい限りだ。

 そんなワケで、次回からまた下らない話に戻っていこうと思う。取り敢えず、無理しない程度に頑張ろうぜ。大丈夫、何とかなるよ。

 んじゃーーアスタラビスタ。
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登場人物紹介

どうも!    五条です!


といっても、作中の登場人物とかではなくて、作者なんですが。


ここでは適当に思ったことや経験したことをダラダラと書いていこうかな、と。


ま、そんな感じですわ。

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