【死んでも死にきれない】

文字数 1,439文字

 久しぶりに何かをやるのはハードルが高いように思える。それはそうかもしれない。

 一度得た能力、スキルというのは、使わなければ錆びていく。同様に脳は使わないと判断したモノに関しては次々と忘却していくようにできているーーその割にイヤな記憶は優先的に残しとくとか本当に無能。

 だからこそ久しぶりに何かをやろうとすると、やたらとハードルが上がり、どうにも手がつけづらくなる。

 かくいうおれも、例のアレで自堕落な生活を送っていた時期があったワケだーーまぁ、早い話が緊急事態宣言の辺りだよな。

 その時は居合も芝居も殺陣も歌のレッスンもなかったもんで、休日といえば家でゲームしかしてなかった。別にそれがつまらなかったかといわれれば、そんなこともないのだけど、やはりゲームだけだとどうも物足りない。

 ゲームのキャラクターは動き回る。だけど、おれは座ったまま。その事実がどうもおれの中で物足りなさを増長させたというか。

 とはいえ、筋トレもかなりサボりがちになってしまい、酷い時は一ヶ月何もせずにいたりしたワケだ。

 まぁ、一ヶ月も筋トレをしなくなると流石にマズイなって気にもなるのだけど、やはり、張り合いがなくてやる気も出ないんよね。

 一見すると筋肉量は落ちてないように見えても力は確実に落ちていて、ちょっと腕立てをやってみるだけでもすぐにへばってしまう。

 とはいえ、身体は覚えているもので、一度身につけた技能というのは、それに触れていない期間があっても、すぐに感覚は戻ってくる。

 変な話、緊急事態宣言が収束してから時間が経ち、続々と習い事やなんかが再開され始めると、その技量はすぐに戻ってきたワケだ。

 居合に関しては、稽古再開の前日になって数ヶ月ぶりに刀を抜いて肩慣らししただけで、翌日の稽古では以前と殆ど変わらないぐらいの動きができるようになっていたしな。

 やはり、継続は力なりとはよくいったモノだと思う。今回の緊急事態宣言のようにやむなく習い事や趣味を中断せざるを得なくとも、再開した時にはこれまで継続していた分が貯金として蓄積されているお陰で、久しぶりであっても自分が思っている以上に高いパフォーマンス力を引き出すことができる。

 これは案外記憶のほうも同じだったりする。脳ミソ、無能とかいってごめんな。

 さて、この度、四回に渡って『恨めし屋』、というか祐太朗の話を書いてきたワケなのだけど、結構長い間『恨めし屋』のエピソードを書いていなかったんで、地味に祐太朗というキャラクターを書けるか心配だったのだけど、杞憂だったな。

 いくら書かなかったとはいえ、やはり祐太朗ってキャラクターが気に入っているからなんやろうね。すごく書きやすかったな。それは当然弓永と祐太朗の会話なんかもそうで、昨日書いたように難なく書けてしまった。

 これも、かつて『恨めし屋』のシナリオを書いた貯金なんだろうな。

 ただ、やっぱ詩織のことを全然書けていないので、また書かなくちゃな。当然、メインのシナリオも書きたいし。来年はもっと『恨めし屋』のシナリオを書こうかと思う。死んでも死にきれない幽霊たちをもっと書きたいし、祐太朗と詩織にはもっと活躍して欲しいんでね。

 さて、今日はこんな感じ。四日間続いた『恨めし屋』の短編についてでした。

 明日は……わからん。雑談かな。できそうだったら、通常通り書いていくか。『居合篇』も終わらせなきゃなんで。『妄想間違い電話』、何それ?……ウソウソ、あれも書くわ。じゃ、

 アスタラビスタ。

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登場人物紹介

どうも!    五条です!


といっても、作中の登場人物とかではなくて、作者なんですが。


ここでは適当に思ったことや経験したことをダラダラと書いていこうかな、と。


ま、そんな感じですわ。

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