【男四人、夜の虫】

文字数 1,150文字

 どんなに大変な時期でも束の間の休息は訪れるものだ。

 そんなことねぇだろという人もいるかもしれないけどな、でも、人間はどんなにハードな人生の中でもほんの少しの癒しや休息には無意識にすがっているもんなんよ。

 それは例えば、寝ることでも、食うことでも、ゲームをするでも、筋トレをするでも何でもだ。兎に角、その人にとって癒しや休息として機能していれば、それが何かなんていうのは大した問題ではない。

 かくいうおれにとっての癒しや休息といえば、やはり居合や沖縄空手になるのだろうか。あと、ゲームか。このクソみたいな文章もそのひとつかもしれない。そしてーー

 少し前までは芝居もそのひとつだった。

 今でこそ例のアレの影響でブラストも活動休止、この混沌とした状況の中で、他団体にて芝居をする気にもなれず、長らく演じることから離れているワケだけど、本音をいえば、やはり芝居をやりたいのだ。それに加えて……。

 とまぁ、今回は殆ど雑談みたいな感じ。芝居の稽古の束の間の休息について書いていこうかと思う。オチもないし、本編とも関係のない話だけど、暇なら読んでやってくれ。

 今回はあらすじはなし。本編じゃないからな。じゃ、やってく。

 稽古は基本的に楽しかった。芝居をやることにも慣れてきて、自分が表現したいことを役を通じて表現できるようにもなっていた。

 これだけでも喜ばしいことではあったのだけど、とはいえ、宗方さんとのぶつかりが多くなると、精神的に疲弊することも多かった。

 そんな時こそ、稽古後に飲みにいった。

 別に宗方さんの愚痴をいうワケでもなく、ただ飲みにいってその日の稽古の反省や今後の展開を考え、時にまったく関係のない下らない話で盛り上がれるだけで良かったのだ。

 その時のメンツは、大体おれ、タケシさん、さとちん、名人の四人になることが殆どだった。

 四人の中ではおれだけ年齢が他の三人よりも一〇以上下なのだが、年齢なんか関係なかった。そもそも、芝居をやる上で、年齢的な忖度をしていては、いい芝居などできやしない。

 だからこそ、おれは年上にも忖度せず、一緒に酒を飲む。まぁ、最低限のマナーや気遣いはするけどな。

 四人で飲む酒は本当に美味しかった。みんな、芝居が好きで、芝居のことを深くなりすぎない程度に語り、アルコールで火照った身体で五村のストリートの夜風を切った。

 生まれも年齢も境遇も違う四人がひとつのテーブルを囲って酒を飲み談笑する。そんな夜が大好きだった。

 しかし、今ではそんな夜も消えてしまった。

 今のおれにできることは、ストリートに蔓延るウイルスが一時も早く消え去ることを祈ることだけだ。

 夜はまだ長いーー

 ほんと、何の中身もねぇ文章になったな。というワケで、次回からは本編に戻りますわ。

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登場人物紹介

どうも!    五条です!


といっても、作中の登場人物とかではなくて、作者なんですが。


ここでは適当に思ったことや経験したことをダラダラと書いていこうかな、と。


ま、そんな感じですわ。

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