【実利なき戦い~代理戦争~】

文字数 2,720文字

 弾はまだ残っとるがよぉ……。

 まぁ、いきなり何をいい出すのかと思われたと思うのだけど、上のセリフは『仁義なき戦い』の第一部のラストで広能が山守組長にいったことばなんですな。

……知らない?ーー観ろ。

 重ねていうと、上のセリフは映画のラストシーンにおいて、「自分はやろうと思えば、今すぐお前をやれるし、やる決心もついている」といった意味なんだけど、ほんと、こういった姿勢は大事だと思うのだ。

 いつまでも虐げられたままではいけないーー時には反撃にでなければならぬ。さもなくば、自分の生きる場所を失ってしまう。これはどこにいってもそうなのだと思うのだ。

 というワケで現実に大敗し掛けている中三時代のおれの話の続きだ。

というわけで昨日のあらすじーー「アポロガイストは生きていた! GoDのアジトに潜入した神敬介は、怪人クロノスとの戦いに勝利したが、腕を負傷し、身を隠していた。しかし、発見され逃亡しようとするも、その前に現れたのは、死んだはずのアポロガイストだったーー」

 とまぁ、またもや何かが違う気がするのだけど、これも気のせいですわ。早い話が、周りから冷ややかな目でみられ、副団長と共に応援団の会合に出たら浮いたって話でしたな。わずか二行程度で説明できるってどんな話してんだ。

 さて、そういうワケで、翌日から応援団員になってくれる人を探すこととなったのだけど、

 男子のほうは三〇分掛からずに決まったわ。

 流石五条氏、人脈がありますねぇーーといいたいところだけど、実際はただ友人を四人掻き集めただけなんだけどな。でも、案外そのほうがこころ強く、やり易さもあるんだけどね。

 ただ、おれの人選に対し、担任のブタが、

「ちょっとぉ! 自分の仲いい人で固めないでよぉ!」

 もうね、飛べないブタはただのブタとはいうけど、このババアのケツにペットボトルロケットの先端を突き刺して飛ばしてやろうかと思ったわ。それに半軟禁状態で団長をやるよう強要したのはどこのブタさんだったのか。それくらい好きにさせろや、鼻フックするぞ。

 まぁ、文句をいっても何も始まらないので、適当に相槌を打ってやり過ごしたんですが、気づいたら、

 女子の応援団員も決まってましたわ。

 出だしは本当に順調。あり得ないほどに。というわけで、ここでメンバーオーダーですわ。

 男子:外山、キャナ、TK、麦藁
 女子:金田、岡原、柳沢

 とこんな感じ。ひとりずつ紹介すると、

①外山:友人。この前のオンライン飲みのメンツのひとり。名前からピンときた人はおれのシナリオを読んでる人だと思うけど、山田和雅の相棒こと「外山慎平」のモデルになった人物。

②キャナ:友人。外山と同様、この前のオンライン飲みのメンツのひとり。名前は出てないけど、これまでの話の中で地味に登場している。実は、おれが文章を書き始める切っ掛けとなったサイトを運営してたのが、彼。

③TK:友人で優等生。生徒会副会長、卓球部部長、成績は学年で一位二位を争う秀才、ピアノ奏者で文武両道、絵も上手い、とこの世のチートを掻き集めたような人物。長くなるんで割愛するけど、様々な分野で多くの賞を貰うほど才能に満ち満ちた人物。

④麦藁:一応友人、だと思う。まぁ、色々あった人なのだけど、当時塾が一緒だったりでよく話す仲だった。すぐ人をバカにするキョロ充。成績は結構いい。あっちゃんのことが嫌い。

 この四人に関しては、おれが応援団長に決まったと聞いても変な顔をするどころか、むしろ健闘を祈ってくれた聖人のような人たちで、あっちゃんとは違うのだよ、あっちゃんとは。

 ちなみに、もうひとりのオンライン飲みのメンツだった健太郎くんは、遅刻しまくって担任に怒られまくってましたが、おれが団長をやると聞くと、やはり健闘を祈ってくれました。やっぱ、あっちゃんとは違うわ。ちなみに、麦藁とは犬猿の仲なのだけど、その話はまたーー。

 さて、次は女子だな。

⑤金田:バスケ部女子。仲は悪くもないし、良くもない。上級生女子と繋がっており、カースト下位の女子を脅していたらしいギャル。とはいえ、成績はよさげで、運動もできる。普段はレイジーだが、案の定、行事には積極的というテンプレ女子。間違っても「さん」をつけろよ、デコスケ野郎!とはいわない。

⑥岡原:比較的仲の良かった女子。小学校高学年の時によく話した。成績はそれなりに優秀で絵が上手い。豪快な笑い方が特徴的で、ブラスバンドで管楽器をやっていたこともあって音感も鋭く、声量がヤバイ。

⑦柳沢:よく同じクラスになっていた女子。これまでまともに話したことはない。成績は、よかったはず。運動は、わからん。シーサーや金田とは仲良しでもなく、多分、岡原の関係で団員になったと思われ。ちなみに『この夜が~』に出てきた「高梨はるか」が、掃除中にふざけてたら間違って蛍光灯を割ってしまい、担任に怒られたというエピソードの元ネタの事件を起こしたのはこの人。

 まぁ、特徴的というか何というか。友人だけで組んだ男子メンバーと違い、女子はバラエティに富んだ印象。行事に積極的なギャル、文化系っぽいけど底抜けに明るい音楽女子、ちょっとよくわからない女子、とどのクラスにもいそうな人たちが集まったワケだ。

 何かここまでの時点で随分と長くなったしまったんで、後輩との交流及び練習開始に関しては次に回すわ。代わりにシーサーとおれのプロフィールを書いて今日は終わりだな。

⑧シーサー:副団長。小学校高学年で一緒のクラスだった時に散々怒られたこともあり、おれとは地味に犬猿の仲。真面目だが、どこか空回り気味。成績は平均くらい。手の仕草が地味にオバサンぽい。男子からの評判は……。

⑨五条氏:団長(おれ)。ガイキチ。北野映画と純文学とプロレスとホラーゲームとアメリカのロックンロールが好きな文化系。ネットにて荒らしを繰り返し、お絵かき掲示板にて絵を描きまくり、自身のサイトにて駄文を撒き散らす等、ネットリテラシーは極めて低い。成績は平均レベル。運動能力はカス。音感もリズム感もなく、あるのは偏執的な思想と執念のみ。生活安全委員だが、なった理由は委員の特権を行使できる為、と地味な小賢しさはある。

 まぁ、明らかに最後の人物が一番問題アリなんだけど、明日からのこのエピソードは、そんなメンバーにてお送りしていくわ。さて、今日はそこまでいかなかったけど、明日こそ「黄団死闘篇」になると思うわ。すまんね。

 じゃ、また次回ーー
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登場人物紹介

どうも!    五条です!


といっても、作中の登場人物とかではなくて、作者なんですが。


ここでは適当に思ったことや経験したことをダラダラと書いていこうかな、と。


ま、そんな感じですわ。

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