【エリア51、マイアン捕獲】
文字数 2,559文字
何故か人からネタにされてしまう人がいる。
また以前の記事と似たような始まりになってしまって恐縮なのだけど、何故か人からネタにされがちな人というのはどこの世界にも一定数はいると思うのだ。
まぁ、そういった人は天然だったり、その人の持つキャラクター性だったり、ナチュラルにナメられていたりと様々な理由でそうなっているのが殆どだと思うのだ。
まぁ、かくいうおれはというと、正直認めたくないのだけど、周りから天然だと思われているらしく、若干奇特な目で見られがちだ。
本音をいえば、「おれは天然なんかじゃない!」と本気でいいたいのだけど、そういったところで誰も信用してくれないし、それどころか逆に更なる天然だと思われることとなり、ドツボもいいところ。
正直、天然と思われるくらいだったら、まだサイコパスとでも思われてたほうがマシなのだけど、人がいうには、おれのどこにサイコパスの要素があるのか、とーー試してガッデム!
そう考えると、やっぱり人間、ムキになってはいけないのだと思う。というか、無理に否定したり抵抗しようとするのは、逆に火に油を注ぐような結果になりがちなのだ。
だが、逆にされるがままにされていると、相手を付けあがらせてしまい、余計に酷い目に遭いがちになってしまう。
そこら辺の塩梅というか、立ち回り方というのは何とも微妙な問題だと思う。
そもそも、おれもそこら辺の立ち回りを考えると、どうしてもデメリットが最初に顔を出すせいで、あまり大胆なことが出来ないでいる。
ここら辺の話は何とも難しい。というか、そこら辺は、どうしたら上手く行くものなのか教えて欲しいモノだーー無理だろうけど。
さて、今日はそんな話。今日は早めに終わらせたい。じゃ、やってくーー
あれは中学二年の五月頃だったと思う。
その頃にもなると同期たちも部活にも慣れ、先輩たちとの関係も良好になりつつあって、普通に会話できるような間柄にもなっていた。
だが、かくいうおれは、どうもこの頃は先輩と後輩という関係性に堅苦しい考え方を抱いていたので、柔軟な人間関係を抱けずにいた。
とはいえ、そんなおれにも仲の良かった先輩がひとりいたワケだ。
その先輩の名前は「つよし先輩」という。
実をいえば、つよし先輩とは小学校低学年からの仲だったりする。というのもーー
つよし先輩はグッチョンの兄貴なのだ。
最近は会えずにいるが、グッチョンやグッチョンの両親を通して伝言という形でメッセージを伝えられたりと、今でも間接的に関係があることも考えるとーーというか、グッチョンの一家と普通にいい関係なのは自分でも驚く。
それはさておき、そんなつよし先輩も弟グッチョン及び、おれと同じ卓球部だったのだ。その腕前としては、多分、おれより少し上手いぐらいで、グッチョンよりは、といった感じ。
親しみやすく、面白い先輩だったワケだ。
が、この時期になると、先輩後輩の関係もナアナアになり始め、つよし先輩も後輩から随分といじられるようになった。
まぁ、その元凶は部長の小沢先輩と副部長の村松先輩ーー以前登場したと思うけど、名前忘れたんで、この名前にするーーだった。
というのも、小沢先輩と村松ーー面倒なんで呼び捨てーーは、つよし先輩を過度にいじり、後輩たちにもそうするよう促していたのだ。
まぁ、堅物のおれやグッチョンと仲のいい人たち、或いは陰キャ軍団はそれには加勢しなかったのだけど、自称陽キャ(笑)のムサシと菊崎は率先して先輩と共につよし先輩をイジるようになっていた。
ムサシと菊崎に関してだが、まぁ、おれとは可もなく不可もない関係だった。いや、もしかしたら普通に仲良かったかもしれないけど。
それはさておき、ムサシはデブの不良で、菊崎はゴリラ顔のヤンキーもどきといった感じだったーー今考えると菊崎は、ロスインゴのSANADAに似てた。まぁ、どうでもいいけど。
だが、何でそんなふたりが地味な卓球部にいるかというと、ふたりとも元はバスケ部に入る予定だったのだが、入学直後に男子バスケ部が廃部になって、入る部活がなくなってしまい、取り敢えず入ったといった感じだった。ちなみに、バスケ部に入ろうとしてただけあって運動は出来るほうで、卓球も強かった。
そんなムサシと菊崎だが、小沢先輩と村松と一緒になって、つよし先輩をめちゃくちゃにいじり出したワケだ。
顔を見ればETといったり、まぁ、ちょっとここでは書きにくいようなこともいっていたりしていた。正直、見てていい気分はしないよな。
さて、そんなある日のことである。
その日は顧問の座頭市川先生がおらず、自主練習となっていた。が、小沢先輩、村松、ムサシと菊崎はそれをいいことに、いつものようにつよし先輩をいじりだしたのだ。
最初は話のネタにしてたくらいだったのだが、人のいいつよし先輩が何も抵抗しないことをいいことにーー
簡易フェンスで小さな檻を作ってつよし先輩を閉じ込めたりし始めたのだ。
これには他の部員も困惑だった。笑っているのは小沢先輩、村松、ムサシ、菊崎の四人だけだった。が、つよし先輩は特に抵抗することなく、フェンスで組まれた檻の中で体育座りをしてた。
結局、その日の自主練習は四人のつよし先輩「いじり」で終わったのだけど、やはりそんなことばかりやっていると、行動も目に余るようになって、誰かが顧問にチクりーー
四名は部員全員の前で座頭市川先生に説教されることとなったのだ。
何故か小沢先輩とムサシは泣いていた。村松はうつむいてた。菊崎はゴリラみたいな顔してたーーそれはいつものことか。
取り敢えず、泣きたいのは公開説教のやり玉にあげられたつよし先輩だよな。
結局、それが切っ掛けとなって、つよし先輩「いじり」はなくなった。まぁ、四人もそこまでキツイことをするつもりもなかったんだろうけど、そういった「いじり」から「イジメ」に発展することなど当たり前にある。
最近、そういった陰湿なイジメも多いことで、そういった「いじり」に関しても改めて見直す必要があるのかもしれない。
そもそも、人間は様々な形で格付けをし、ヒエラルキーを構築したがる生き物なんだしな。
人をいじるのもホドホドに。てか、「いじり」って嫌いだわ。
アスタラ。
また以前の記事と似たような始まりになってしまって恐縮なのだけど、何故か人からネタにされがちな人というのはどこの世界にも一定数はいると思うのだ。
まぁ、そういった人は天然だったり、その人の持つキャラクター性だったり、ナチュラルにナメられていたりと様々な理由でそうなっているのが殆どだと思うのだ。
まぁ、かくいうおれはというと、正直認めたくないのだけど、周りから天然だと思われているらしく、若干奇特な目で見られがちだ。
本音をいえば、「おれは天然なんかじゃない!」と本気でいいたいのだけど、そういったところで誰も信用してくれないし、それどころか逆に更なる天然だと思われることとなり、ドツボもいいところ。
正直、天然と思われるくらいだったら、まだサイコパスとでも思われてたほうがマシなのだけど、人がいうには、おれのどこにサイコパスの要素があるのか、とーー試してガッデム!
そう考えると、やっぱり人間、ムキになってはいけないのだと思う。というか、無理に否定したり抵抗しようとするのは、逆に火に油を注ぐような結果になりがちなのだ。
だが、逆にされるがままにされていると、相手を付けあがらせてしまい、余計に酷い目に遭いがちになってしまう。
そこら辺の塩梅というか、立ち回り方というのは何とも微妙な問題だと思う。
そもそも、おれもそこら辺の立ち回りを考えると、どうしてもデメリットが最初に顔を出すせいで、あまり大胆なことが出来ないでいる。
ここら辺の話は何とも難しい。というか、そこら辺は、どうしたら上手く行くものなのか教えて欲しいモノだーー無理だろうけど。
さて、今日はそんな話。今日は早めに終わらせたい。じゃ、やってくーー
あれは中学二年の五月頃だったと思う。
その頃にもなると同期たちも部活にも慣れ、先輩たちとの関係も良好になりつつあって、普通に会話できるような間柄にもなっていた。
だが、かくいうおれは、どうもこの頃は先輩と後輩という関係性に堅苦しい考え方を抱いていたので、柔軟な人間関係を抱けずにいた。
とはいえ、そんなおれにも仲の良かった先輩がひとりいたワケだ。
その先輩の名前は「つよし先輩」という。
実をいえば、つよし先輩とは小学校低学年からの仲だったりする。というのもーー
つよし先輩はグッチョンの兄貴なのだ。
最近は会えずにいるが、グッチョンやグッチョンの両親を通して伝言という形でメッセージを伝えられたりと、今でも間接的に関係があることも考えるとーーというか、グッチョンの一家と普通にいい関係なのは自分でも驚く。
それはさておき、そんなつよし先輩も弟グッチョン及び、おれと同じ卓球部だったのだ。その腕前としては、多分、おれより少し上手いぐらいで、グッチョンよりは、といった感じ。
親しみやすく、面白い先輩だったワケだ。
が、この時期になると、先輩後輩の関係もナアナアになり始め、つよし先輩も後輩から随分といじられるようになった。
まぁ、その元凶は部長の小沢先輩と副部長の村松先輩ーー以前登場したと思うけど、名前忘れたんで、この名前にするーーだった。
というのも、小沢先輩と村松ーー面倒なんで呼び捨てーーは、つよし先輩を過度にいじり、後輩たちにもそうするよう促していたのだ。
まぁ、堅物のおれやグッチョンと仲のいい人たち、或いは陰キャ軍団はそれには加勢しなかったのだけど、自称陽キャ(笑)のムサシと菊崎は率先して先輩と共につよし先輩をイジるようになっていた。
ムサシと菊崎に関してだが、まぁ、おれとは可もなく不可もない関係だった。いや、もしかしたら普通に仲良かったかもしれないけど。
それはさておき、ムサシはデブの不良で、菊崎はゴリラ顔のヤンキーもどきといった感じだったーー今考えると菊崎は、ロスインゴのSANADAに似てた。まぁ、どうでもいいけど。
だが、何でそんなふたりが地味な卓球部にいるかというと、ふたりとも元はバスケ部に入る予定だったのだが、入学直後に男子バスケ部が廃部になって、入る部活がなくなってしまい、取り敢えず入ったといった感じだった。ちなみに、バスケ部に入ろうとしてただけあって運動は出来るほうで、卓球も強かった。
そんなムサシと菊崎だが、小沢先輩と村松と一緒になって、つよし先輩をめちゃくちゃにいじり出したワケだ。
顔を見ればETといったり、まぁ、ちょっとここでは書きにくいようなこともいっていたりしていた。正直、見てていい気分はしないよな。
さて、そんなある日のことである。
その日は顧問の座頭市川先生がおらず、自主練習となっていた。が、小沢先輩、村松、ムサシと菊崎はそれをいいことに、いつものようにつよし先輩をいじりだしたのだ。
最初は話のネタにしてたくらいだったのだが、人のいいつよし先輩が何も抵抗しないことをいいことにーー
簡易フェンスで小さな檻を作ってつよし先輩を閉じ込めたりし始めたのだ。
これには他の部員も困惑だった。笑っているのは小沢先輩、村松、ムサシ、菊崎の四人だけだった。が、つよし先輩は特に抵抗することなく、フェンスで組まれた檻の中で体育座りをしてた。
結局、その日の自主練習は四人のつよし先輩「いじり」で終わったのだけど、やはりそんなことばかりやっていると、行動も目に余るようになって、誰かが顧問にチクりーー
四名は部員全員の前で座頭市川先生に説教されることとなったのだ。
何故か小沢先輩とムサシは泣いていた。村松はうつむいてた。菊崎はゴリラみたいな顔してたーーそれはいつものことか。
取り敢えず、泣きたいのは公開説教のやり玉にあげられたつよし先輩だよな。
結局、それが切っ掛けとなって、つよし先輩「いじり」はなくなった。まぁ、四人もそこまでキツイことをするつもりもなかったんだろうけど、そういった「いじり」から「イジメ」に発展することなど当たり前にある。
最近、そういった陰湿なイジメも多いことで、そういった「いじり」に関しても改めて見直す必要があるのかもしれない。
そもそも、人間は様々な形で格付けをし、ヒエラルキーを構築したがる生き物なんだしな。
人をいじるのもホドホドに。てか、「いじり」って嫌いだわ。
アスタラ。