【平穏か退屈か】

文字数 685文字

 人間ほど矛盾した考えを持つ生き物もいないんじゃないかと思う。

 というのも、こころでは平穏を願っていながらも、いざその平穏を手に入れてしまうと、それを退屈だと手放したくなるからだ。

 これにはもちろん個人差はあると思う。平穏であることに限りはないと思う人だっているはずだ。でも、平穏派の人たちでも、中には何処かでその平穏を破ってしまいたいと願う人だって少なくはないはずだ。

 ただ、これは当然、戦争や紛争状態みたいなことがいいとかそういうことではない。では、何なのかというと、これはシンプルに、

 攻めの人生のことである。

 出来ることなら、平穏に暮らしたい。これは守りの人生だ。それに対して、波乱万丈というか、波のある人生を生きたい、もっと挑戦していきたいというスタンス、これが攻めの人生だ。

 まぁ、いうまでもなく、子供の頃は何処かほぼ強制的に攻めの人生を送らなければならない分、大人になれば守りに入る人も多くなる。だが、そんな中でも、何かに飽いている。何か面白いことはないかと夢想する。いってしまえば、これは攻めはしたいけど、守りのスタンスを崩したくないということだ。

 まぁ、とはいえ、一度取ったスタンスを変えるというのは、なかなか難しい。状況によっては変えることが困難な場合もある。

 でも、それはそれでいいんじゃないかと思う。

 守るモノがある人生もいい。守りの人生に入りながらも攻めの人生を生きるのは無理だ。ならば、攻めは別の誰かに任せればいい。その人がきっと守りの人生を送る人の星になってくれるだろうからな。おれはそう思った。

 つまり何がいいたいかというとーー

 退屈だ。
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登場人物紹介

どうも!    五条です!


といっても、作中の登場人物とかではなくて、作者なんですが。


ここでは適当に思ったことや経験したことをダラダラと書いていこうかな、と。


ま、そんな感じですわ。

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