【教員VS暴力団、野球で対決!】

文字数 2,959文字

 んなこと、あるワケないだろ。

 あまりに馬鹿バカしいタイトルに自分でも辟易してしまうのだけど、唐突なウソ情報に怒り心頭なキミたちもこうして怒濤のブラウザバック連打でアダルトサイトへ帰っていくのだろう。

 もしかしたらゴシップ紙か何かを徹底的に調べ上げれば、「教員と暴力団が野球で対決ッ!」みたいな脳味噌ケツバンなタイトルの記事が出てくるかもしれないけど、基本的にこんなことはあり得ないと思う。

 もしかしたら教員の草野球チームが暴力団のフロント企業の中で結成された草野球チームと対決するみたいなことはあるだろうけど、基本的にそんなことはないッ! 絶対ないッ!

 とまぁ、こんなことを書いているとアポロガイストに「ウソをつくなッ!」と恫喝されても文句はいえないんですが、基本的に人間という生き物はウソをつくモノだと思っている。

 それは小さなウソから大きなウソまで様々であり、これまでの人生の中でウソをまったくついたことがないという人はいないと思うのだ。

 かくいうおれもウソをつきがちーーというか、冒頭ですでにウソをついているので何いってんだって話だけど、まぁ、おれだってウソはつくんだ。うん。

 ただ、そんなウソの中でも特に質が悪いと思うのが、「自分を大きく見せるウソ」だ。そう、例えるなら、

「パパが社長なんだ!」や、「おれ、怖い先輩と繋がってるから」や、「友人の友人がアルカイダ」

 といった感じだ。まぁ、今のはたまたま自分の○○が××といったシチュエーションだったのだけど、中には自分自身を誇大妄想的に大きな存在に魅せたがる人もいるわけで。

例えるなら、自分は大金持ちだ、偉業を成し遂げた、ド変態ビデオに出たことがあるとかそんな感じに。逆にド変態ビデオに出たことは隠すか。

 でも、いくら自分を大きく見せようたって、必ずボロが出る。そうなれば、後々絶対に面倒なことになるし、そもそも信用されていないことが殆どだったりする。

 そんなこといってる貴様は、そういうウソはつかないのかって?ーーつくよ。ただーー

 自分を大きく見せるんじゃなくて、他人を大きく見せるウソしかつかないけどな。

 他人を大きく見せる?ーーと疑問符が頭の中でパーリナイトなあなたのために、今日はその特異な例をご紹介しようと思う。

 そう、おれの知人の中にはおれのせいで何かとんでもない存在にされてしまった人がいる。まぁ、それに関しては中学、高校、大学、社会人とそれぞれの時代にかなり多くの人がその被害を受けてきたのだけど、中でもその代表格が「かつなさん」、という40歳男性である。

 かつなさんは、おれのかつての同僚で、40歳ともなるとおれよりずっと年上なわけなのだけど、かつなさんはどういうわけか、おれだけでなく、色々な人からネタにされていたのだ。

でも、おれはそんなかつなさんの経歴を知っているので、おれは彼を大変に尊敬しているーーまぁ、殆どがでっち上げたものだけど。

 というワケで、今宵はかつなさんの経歴について語っていこうと思う。細かく語ると長くなるので箇条書きにして適当に話してくわーー

①:かつなさんの生まれは紀元前

 のっけからワケがわからないのですが、何とかつなさんの生まれは紀元前とのことで、一説によると、『オイディップス王』のモデルはかつなさんなのだとか。

②:かつなさんは邪馬台国の王で卑弥呼の旦那

 恐ろしい事実が発覚しました。何と、かつなさんは邪馬台国の王で卑弥呼の旦那だったとのこと。では、何故記録に残っていないのか、何とかつなさんは奥さんの卑弥呼のことを想って、自ら手を引いたとのこと。

③:光源氏のモデルはかつなさん。

 流石、イケメン。

④:かつなさんは後醍醐天皇を南に追放した。

 何と、南北朝の争いの原因はかつなさんだったらしいのだ。

⑤:織田信長を暗殺したのは、かつなさん。

 これはショッキングでした。しかも、その濡れ衣を明智に着せ、千利休をそそのかし、豊富を操って暗殺、その後は徳川をそそのかして大坂夏の陣にて豊富勢を滅ぼしたとのこと。

⑥:かつなさんは、十人が一斉に話してもすべてを聞き取れた。

 しかも、その逸話を聖徳太子にパクられた模様。

⑦:かつなさんは十字軍遠征のリーダー

 ちょうどその頃はエルサレムへと出張していたらしいのだ。

⑧:かつなさんが生まれたときの身長、体重はーー5m51cm、128kg。

 その後、整形を繰り返して身長を171cmまで落とした模様。何でも、「人間として生きるには、5m半は高過ぎた」とのこと。

⑨:かつなさんはコマンドサンボの世界チャンピオン。

 他にも極真空手で世界チャンピオンになったらしいです。

⑩:かつなさんは自身に巣食うガン細胞をマーシャルアーツで撃退した。

 ちなみに、ガン細胞はハイキックに弱いらしいです。

⑪:かつなさんは東大理科三類出身。

 その後、医者となったのですが、医療ミスが発覚し、その際に塩化カリウムやモルヒネをアウトローに横流ししていたことがバレ、免許は剥奪、収監されてしまった模様。

⑫:新宿の中国マフィア戦争を終結させたのはかつなさん。

『不夜城』みたいな話ですが、かつなさんはそれをリアルでやっていたらしいです。

⑬:かつなさんは、武装した5000人の暴力団員と対決して勝った。

 しかも二日酔いの状態にも関わらず、無傷で、使った武器はなく素手だったそうです。

⑭:大坂夏の陣、かつなさんはたったひとりで豊臣軍を殲滅した。

 この時、かつなさんは徳川家の手先となって豊臣と対決することに。豊臣の軍勢は数千に落ち込んでいたとはいえ、かつなさんはそれをひとりで打ち倒したそうです。しかも、素手で。

⑮:かつなさんは元ゲシュタポ。

 かつなさんは実は一時期、ナチスの秘密警察にて幹部をしていたそうです。ちなみに愛銃はかワルサーの初期型。その理由は、「どんな銃だろうと、おれが使えば単なる道具」だかららしいです。

⑯:かつなさんは元KGB。

 しかも、初期はゲシュタポでも働いており、かつ二重スパイではなかったそうです。どういうこと? ちなみにとある大統領の先輩なのだとか。

⑰:かつなさんの出身大学はレニングラード国立大学。

 現在のサンクトペテルブルク大学だそう。

⑱:かつなさんは飛んで来る戦闘機を素手で打ち落とした。

 しかも、墜落寸前に手で受け止めたらしい。

⑲:かつなさんの識字数は秒速二万文字。

 頭の回転が早すぎて、他の人が中に入ったら頭が良すぎて発狂してしまうらしいです。

 とまぁ、こんな感じだそう。やはり自分をデカく見せるならこれくらいはやらんとな!

 確かにおれは自分を変に大きく見せるよか、他人が大きく見えるようにウソをつくのが好きなのだけど、本当は尊敬してるんだぜ。

ウソにもほどがあるわな。

こんなことばかりやってるからウソしかいわないっていわれるんだよな。やっぱ、正直に生きるのが一番ですわ。

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登場人物紹介

どうも!    五条です!


といっても、作中の登場人物とかではなくて、作者なんですが。


ここでは適当に思ったことや経験したことをダラダラと書いていこうかな、と。


ま、そんな感じですわ。

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