【慢性的やせ我慢】

文字数 1,170文字

 いい加減ダイエットにも飽きてきた。

 昨年九月の半ばから始めたダイエット、気づけばもう半年以上続いてしまった。

 成果といえば、ピーク時から十二キロの減量。だけど、減量に成功したら今度は落とした体重を維持しなければならない苦行。正直これが一番面倒くさい無能。

 そもそも、おれという人間はこれまで生きてきた中で減量した体重の総計が五〇キロを超えているという体たらく。

 これは一度に落としたのではなく、十キロ程度太ったら十二キロ痩せというのを、定期的に繰り返した結果だったりする。

 ここで落とした体重の総計が五〇キロを越えるという意味のヤバさがわかるだろう。そう、

 おれは体重の維持がメチャクチャ苦手なのだ。

 だからこそ、太っては痩せを繰り返す破目になっているワケだ。こんなことを続けているとシンプルに身体に悪いのはいうまでもない。

 まぁ、痩せる能力があるだけまだマシとは思うけど、痩せた状態を維持できなければ、意味はない。

 ただ、やはりダイエットや体重の維持を長期的に続けていこうとすると、唐突に気の緩みが起こる。すると、どうしても食ってしまう。

 オマケに昨年のように突然の緊急事態宣言のような予期せぬ事態が起きると、ストレスを解消するためにバカみたいに食い散らかしてしまうからダメすぎる。困ったモンだろう。

 ある程度痩せたら後は緩やかにやっていくのがベストだとはわかっている。でも、これまでの失敗を考えると、どうにも感覚がセンシティブになりすぎて、やりすぎる。

 まぁ、逆に食わないのも体重を落とす上では良くないのだけどね。とはいえ、体重を落とそう落とそうと焦り過ぎると、中々ね。

 そんな感じで半年続いたダイエットだけど、今月半ばの健康診断が終わったら、少しその度合いを緩めていきたいと考えているワケで。

 また太るんじゃないかとも思われるかもしれないけど、食事制限を極端にした状態を維持すんのも単純にキツイんで。

 だから、ここまで来たらある程度は自分を許すことにしようかね。

 脂ぎったラーメン、チーズの乗った特盛の牛丼、唐揚げに焼き鳥、腹が減って仕方ない。

 とはいえ、酒はひと月に一回で充分だろう。泡立つビール。もう飲んでられない。不味くない。でも旨くない。酔ってらんない。酔うにはアルコールが全然足りない。

 ウイスキーがベスト。ジョニ黒。アルコール量も高くてハイになるにはいいだろ。

 だけど、薄汚い体脂肪にはもうウンザリ。必要な分だけ残して増えるのはもう止めにしても構わない。もう太るのは勘弁だし。

 ジャックナイフ。腐った脂肪を切り落とす。必要ない廃棄物。処理する必要しかない老廃物。代謝は落ちてく。落ちてく代謝を燃やしてく。御法度なのは諦めと妥協。

 うん、ちょっとことば遊びが過ぎただろう。

 痩せ我慢はするモンじゃないな。

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登場人物紹介

どうも!    五条です!


といっても、作中の登場人物とかではなくて、作者なんですが。


ここでは適当に思ったことや経験したことをダラダラと書いていこうかな、と。


ま、そんな感じですわ。

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