【いつまでも見習いで】

文字数 1,050文字

 先日、沖縄空手と居合の特別稽古に行ってきたのだ。

 まぁ、関東は緊急事態宣言真っ只中だというのに、自粛しない男だなと言われたらそれまでなのだけど、とはいえちゃんと気をつけさえすれば何とかなるーーまぁ、これに関しては話始めたら尽きないだろうから、それはそれで。

 そういうワケで、沖縄空手と居合の特別稽古だったのだ。いや、しかし自粛推奨期間というのに、求めれば技術は向上していくモノなのだろうなと思うのだ。

 というか、ここ一年半もの閉塞感に満ちた世の中を生きていると、無気力と怠惰に毒される期間もあったとはいえ、それを抜け出すと一気に技術の向上を求めてしまう趣もあると思うのだーーおれだけだろうか?

 しかし、稽古は楽しい。一度の稽古の中で確実に何かを得ている感覚があるし、それが積み重なって自分が成長している感覚もある。

 そして、何よりも嬉しいのは、稽古を通じて先生、師匠から褒められることだろう。

 まず、沖縄空手だが、先生からはセンスがあるといって頂けている。

 まぁ、新規入会者を募る場合に体験者に「センスがある」という場合はなきにしもあらずだが、始めて一年近くが経った今もそのようにいって頂け、かつおれの為の特別稽古を組んで下さるのは素直に嬉しいのだ。

 やはり褒め言葉は蜜の味。かつその中に厳しさというソースがあれば、技術の向上に待ったは掛からないと思えて来る。

 次に居合のほうだが、昇段試験が近いにも関わらず、緊急事態宣言の影響もあって団体稽古が出来ない状況にあることもあって、師匠に個人稽古をお願いしたのだ。

 やはり、段を重ねてきたこともあってか、師匠の指導もより厳しさを増しているのだけど、おれにはその厳しさが逆に心地いい。

 というのも、その厳しさの中には理不尽さがない。だからこそ、止めようと思うどころか、より高いレベルを求めてしまう。

 かつ、師匠はいい業を見せれば、そこをしっかりと評価して下さる。そうなれば、もう技術を向上させない理由はなくなる。

 そして、稽古の最後には、

「素晴らしい演武でした。大会でその調子が出せれば優勝できますし、試験もトップクラスでパスできますね」

 とありがたいお言葉を頂戴出来て、より高いレベルを追い求めたいとより強く思ったのだ。

 まぁ、閉塞的な世の中ではあるけど、その中で何かを追い求めることも出来るはずだ。

 やれることはあるはず。もっと、上を目指せれば、何か新しいモノを得られるはずだ。

 ウイルスなんかに負けてられないよな。

 今日はここら辺でーー

 アスタラ。
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登場人物紹介

どうも!    五条です!


といっても、作中の登場人物とかではなくて、作者なんですが。


ここでは適当に思ったことや経験したことをダラダラと書いていこうかな、と。


ま、そんな感じですわ。

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