【ペンを抜いたら死闘の始まり】

文字数 1,563文字

  共通テストの一次が終わったらしい。

 例のウイルスが猛威を奮っている中、初の実施だったとのことで、さぞ大変だったろう。

 今回のことでたくさんのニュース記事が出、それらをいくつか読んだけども、大変なのはみんなそうといった印象だ。

 マスクを着けての試験で、集中力が持たずにいつもの力の半分しか出せないという声もあれば、マスクをせずに試験官に再三再四注意されたヤツもいて、これまでのセンター試験と同様にカンニングしようとして失格になったバカもいるとのことだ。

 マスクをして集中力が持たないのは仕方がない。ただ、その対策として家でもマスクを着けたりしてマスクをした状態に自分を慣らしてテストに臨んだ人もちゃんといたようで、そこは本人の戦略で軍配が上がったような気がする。

 ただ、マスクをせずに注意されたり、カンニングなんてのは話にならない。

 たかがテスト、されどテストだ。自分の将来にとって大事な試験なのはわかる。だが、それは周りも同じ。そんな中、抜け駆けしようなんてヤツは、所詮学生を廃業したところでろくなヤツにはならないだろうーーいや、なれない。その程度のルールも守れないようじゃ、な。

 しかし、この手の全体テストはどうにも苦手だ。入試や学内の試験はイヤではないのだが、センター試験やセンター模試といったモノがおれは本当に苦手だった。

 それはシンプルに待ち時間が長いのもあるし、試験時間が長いにも関わらず、受ける科目も比較的多いことにある。

 この駄文集では、おれが三流の国立大に島流しになっていたことを度々紹介してきたが、正直、おれのセンター試験の成績では、その三流大ですら受かる見込みはないといわれていた。

 まぁ、早い話が完全にしくじったのだ。

 とはいえ、私立は比較的いいところまでは合格し、三流とはいえ国立大にも受かったのだから、それはそれでよかった気はする。

 共通テストに関しては、どのような形態というか形式で実施されるのかは、現在の受験事情に詳しくない自分にはわからない。

 ただ、ひとついえることがある。それはーー

 今回悪くても、まだ諦めるには早いってことだ。

 そりゃ、足切りの存在する国立大を狙う場合はしくじったらその場でシャッターが閉まってしまうけど、おれがいいたいのは、足切りの心配のない人たちに対してだ。

 おれはどん底のような偏差値から逆転した。だから、それがアンタらに不可能なワケはないってことだ。

 上なんか見なくていい。ただ、自分の成績が悪いってことだけを自覚して、今目の前にあるタスクを淡々とこなし続ければいい。

 逆に成績が悪いということは変に肩肘を張る必要もないということだ。負けたところで結果なんか見えてたじゃないか、そう気を楽に持って、それで勝てたら実力だと言い張ればそれでいいじゃないか。

 今は現実を見る時だ。夢を見る時ではない。

 絶望して踞るヤツより、勝利を確信して天を仰ぐヤツより、前を向いているヤツのほうがずっと強い。敗けたからといって、くたばるにはまだ早い。今は前を向いてできることをやっていくしかない。それが、正念場に立たされた人間にできる最後の抵抗なのではないかな。

 あと、今回上手くいった人も勝利を確信して手を抜くのもなしだぜ。天に足許を掬われないよう、更に気を引き締めて、な。

 てか、受験生がこんな駄文集なんか読んでるワケないか。

 まぁ、そんなこんなでね。今年も受験のシーズンがやって来たワケだ。ウイルスなんかに負けないで頑張っておくれよなーーあと、受験生がこんな文章を読んでいないことを祈るよ。

 さて、今日も少し短めではあるけれど、ここで終わるわ。最近、文章が長文化の傾向にあるんでね。

 近い内におれの三流大受験の話を書こうと思うわ。需要なんかないだろうけどな。

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登場人物紹介

どうも!    五条です!


といっても、作中の登場人物とかではなくて、作者なんですが。


ここでは適当に思ったことや経験したことをダラダラと書いていこうかな、と。


ま、そんな感じですわ。

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