【糸電話はリアルタイム】

文字数 1,677文字

 メッセージの返信はマメにするほうだろうか。

 おれはかなりズボラだ。まぁ、でしょうねとかいわれそうだけど、これでも昔はかなりマメに連絡を返すほうだったのだ。

 それが数年前を境に、全然しなくなった。

 とはいえ、急を要する連絡に関しては早急な返信を心掛けているのだけど、そうでないーー今すぐ返さなくても問題はない連絡に関しては、どうしても返信が遅れてしまいがちだ。

 しかし、どうしてこうなってしまったのか。

 その理由は、人とメッセージのやり取りをするのが嫌いというのもあるけど、それに加えて人との連絡で募り募った不満が爆発してしまったからだったりする。つまり、どういうことかというとーー

 案外、みんな連絡が遅いということだ。

 酷い場合は返信をしてこない場合もある。そうなると、もう困るどころか逆に苛立ちしか沸いて来なくなってしまう。

 これは何かを取りまとめる側になると顕著で、日程を決めたいから時間のある時を教えてくれといったのに、連絡を返してこないのが普通にいる。そうなると困ったモンで、最初は健気に返信を待つのだけど、それがダメだと感じると、次は返事の催促をする。これが積もり積もると、もう面倒になって仕方ない。

 結局、返事のないヤツの発言権は尊重しないという形になってしまい、他人から嫌われるようになる。何という悪循環。

 そもそも、おれのような気が短くて性格の悪い非人望的な人間が、人を取りまとめるような立場になること自体が間違いなのだけど、変に声がデカイせいで、そういったリーダー的なポジションが回って来ることが多くなってしまう。

 あと、みんな一歩引いた状態で誰かが発言してくれるのを待っているような状況が嫌いなこともあって、そういう状況に陥ると、どうしても口が出てしまい、結局おれが取りまとめ役となってしまうことが多いというワケだ。

 だが、人は案外、返事を返さない。

 確かに仕事中で返せないこともあるにはある。それに関しては文句をいう権利など誰にもない。だが、明らかに仕事ふけただろって時間になっても、日数を経てもーーほんのひとこと返事をするだけでも、連絡がないことがある。

 そんなことが積み重なった結果、おれは急ぎの用件や業務連絡でもない限り、メッセージを返さなくなってしまったワケだ。

 マインドの奥底では、そういうのは良くないとわかってはいるのだけど、やはりどこかで、

「どうせアンタも返さねぇんだろ?」

 という気持ちになって、連絡を返すどころか、メッセージ自体開かないということも多くなってしまう。いい傾向ではないよね。

 だが、実際、急ぎでないメッセージとなると、どうしても返信の手が止まってしまう。まぁ、後はいつも連絡を返さないヤツの業務連絡に対して意図的に返信しないというのもあるけど。だって、文句いわれたら、自分だってそうだろ?で終わりだしな。

 ただ、そうなると売りことばに買いことばだ。連絡の遅さでデフレのスパイラルに陥るのが関の山。そうなれば何も解決しない。

 業務連絡に対して早急な返事をするのは、社会人のマナーみたいなことをいわれるかもしれないけど、そのマナーを守れない人間なんてこの世の中にいくらでもいる。

 だからこそ、生きづらいワケで。

 人に連絡するというのは、単純なように思えて意外と難しい。失礼のないように文面を考え出すと、キリがなくなってしまうし、そうなるとどうしても文章が長くなる傾向にある。うーん、やっぱメッセージって面倒くさい。

 かといって、いきなり電話を掛けられても煩わしいし、仮にそれが大した用じゃなかったら、その程度のことで電話してくんなよって感じになるだけだしな。

 ネットワークのコミュニケーションは誤解も生みやすく、がんじがらめ。もうどうしようもない。

 アンタはメッセージの返事はマメにするタイプだろうか? もしそうなら、見習わなければ、だよな。まぁ、当たり前にわかっておけよって話ではあるんだけどさ。

 自分のメッセージは自分でしか打てない。おれは少し反省しなきゃなのかもしれない。

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登場人物紹介

どうも!    五条です!


といっても、作中の登場人物とかではなくて、作者なんですが。


ここでは適当に思ったことや経験したことをダラダラと書いていこうかな、と。


ま、そんな感じですわ。

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