【小さな海から大きな海へ】
文字数 716文字
大した報告ではないのだけど、『ブラスト』を辞めたワケだ。
急だなって思われるかもしれないけど、それも不可抗力というか、漸く自分の中でもケジメというか、マインドの整理が着いたのだ。
というか、いつ辞めたのって話だけどーー
今年の八月半ばのことだ。
少しばかり時間が経っているのはいうまでもない。まぁ、その間も芝居の公演がふたつほどあったのだから、『ブラスト』を辞めたとか、正直どうでも良かった。そもそも、それどころではなかった。でも、いざ芝居もなくなってしまうと、ふとそんなことを思い出してしまうのだから困ったモノだ。
辞めた理由は結論からいえば、自分と周りとのスタンスの違いだ。
要は、仮にアマチュアで素人の劇団だからといって、おれはやるべきことをしっかりやりたかった。だけど、周りはそこすら適当でいいといったスタンスだった。だから、折が合わなくなって辞めた。それだけだ。
まぁ、殆どケンカ別れのようになってしまったのだけど、ブラストの創立メンバーのひとりであり、現代表であり、おれの芝居の師であるアキヒロさんは、
「おれは仕方なかったと思う。お前にとって、『ブラスト』という海が狭くなってしまった。だから、外へ出たいと思った。ケンカ別れになったと思ってる人はいるだろうけど、おれは、お前が『ブラスト』を『卒業』したんだと思ってる。だから、変に気負いすることはないよ」
といった。もはや、人柄というか、スケールが違い過ぎた。だが、同時におれにはそんな素晴らしい師がいたーーいや、いるワケだ。だから、それはそれでいい。怖がることはない。
だから、おれは新しい海を泳がなければならない。小さな海の主がおれを見守っている限り。
アスタラ。
急だなって思われるかもしれないけど、それも不可抗力というか、漸く自分の中でもケジメというか、マインドの整理が着いたのだ。
というか、いつ辞めたのって話だけどーー
今年の八月半ばのことだ。
少しばかり時間が経っているのはいうまでもない。まぁ、その間も芝居の公演がふたつほどあったのだから、『ブラスト』を辞めたとか、正直どうでも良かった。そもそも、それどころではなかった。でも、いざ芝居もなくなってしまうと、ふとそんなことを思い出してしまうのだから困ったモノだ。
辞めた理由は結論からいえば、自分と周りとのスタンスの違いだ。
要は、仮にアマチュアで素人の劇団だからといって、おれはやるべきことをしっかりやりたかった。だけど、周りはそこすら適当でいいといったスタンスだった。だから、折が合わなくなって辞めた。それだけだ。
まぁ、殆どケンカ別れのようになってしまったのだけど、ブラストの創立メンバーのひとりであり、現代表であり、おれの芝居の師であるアキヒロさんは、
「おれは仕方なかったと思う。お前にとって、『ブラスト』という海が狭くなってしまった。だから、外へ出たいと思った。ケンカ別れになったと思ってる人はいるだろうけど、おれは、お前が『ブラスト』を『卒業』したんだと思ってる。だから、変に気負いすることはないよ」
といった。もはや、人柄というか、スケールが違い過ぎた。だが、同時におれにはそんな素晴らしい師がいたーーいや、いるワケだ。だから、それはそれでいい。怖がることはない。
だから、おれは新しい海を泳がなければならない。小さな海の主がおれを見守っている限り。
アスタラ。