【ぶらり書物のアナタハン】
文字数 2,164文字
本を買うのにどこに行くだろうか。
これは別にクイズとかではなく、単純な疑問である。
まぁ、こんなことを訊くのも、こういったサイトで文章を読む人というのは、まず読書が好きだと見てほぼ間違いがないからだ。
逆に本読まないのに、このサイトに来るというのも、不思議な話ではあるけど、それは単純に本を読むのは嫌いだけど、文章を書くのは好きといった理由や、本は読まないけど友人が文章を書いているからなど、色々あるだろう。
とはいえ、大概は本が好きで、文章を読むのが好きだからこそ、こういったサイトに来るのだろうとおれは思っている。
それはさておき、そういった人たちが本を買うためには、どういった場所に行くだろうか。
本屋、古本屋は勿論、中にはネット販売で買うというのもあるだろう。おれもそうだし、そういった本の買い方に文句などつける理由もない。ただ、おれはたまにそういった筋とは別のところで本を買うことがある。それはーー
コンビニだ。
コンビニで本を買うというと、マンガやファッションといった類いの雑誌だったり、発売されたばかりのコミックスだったりが主流になると思われるのだけど、おれは逆にコンビニでそういうモノを買うことはないに等しい。
逆に買うのは、小説とビジネス本ばかりだったりする。
まぁ、ビジネス本といっても著名な野球選手や政治家、企業家のモノが殆どなんだけどな。そもそも、ビジネス本自体あまり読まないし、書店で買い求めたりもしないワケで。
じゃあ、何で買うんだよといわれそうだけど、それは追々ーー
さて、そもそもなのだけど、コンビニで本を買うのは案外少ないのではないだろうか。
そんなことないぜって人もいるだろうけど、そういった人はそもそも小説をはじめ、本というメディアが大好きで仕方ない人が当てはまるんじゃないかと思うのだーー見当違いかな?
じゃあ、お前は本が大好きで堪らない人種なんだなといわれたら、それはイエスであり、ノーである。
ダブル・スタンダードな回答にワケがわからんって人も多発するかと思うんだけど、これついて話していくと、それはつまりーー
おれはおれなりに本が大好きではあるが、おれ以上に本を愛している人間からしたら大したことはないだろうということだ。
確かにおれだって本は好きだ。だけど、本が好きで堪らないという人からしたら、おれなんか本好きの範疇にも入っていないだろう。そういう意味でいえば、おれは「本が大好きで堪らない人」ではないかもしれないということだ。話を戻そうーー
では、おれは何でコンビニで本を買うか。その理由は、普通の書店や古本屋ではあまり手に取らないタイプの本が目につきやすいからだ。
普通の書店や古本屋に行く場合、どうしても自分の好きな作家やジャンルの本に目が行きがちになってしまう。どんなに色んな本や作家の本を見ているつもりでも、意識しがちなのは、やはり自分の好みに合った本であるとおれは考えている。すると、買う本の傾向が偏りがちになるし、出会う本の広がりも狭まってしまう。
が、逆にコンビニとなると自分の好みの作家やジャンルの本が置いてあるとは限らない。というか、置いてある本といえば、映画化、ドラマ化等で話題になっている小説なんかが多い。
そこが盲点だったりする。
人の趣味というのはどうしても偏りがちになってしまうし、どこか見栄を張って、ヒットした作品や話題の作品といった小説を敬遠してしまうことだってなくはない。
おれもその傾向があるひとりで、書店のポップで「今、話題の小説!」なんて書かれていても、手に取りすらしなかったりする。
逆にコンビニで同じ小説と出会うと、あらすじすら読まずに買ってしまったりする。が、もしかしたら、これは書店とコンビニにおける情報量の差によるトリックなのかもしれない。
当たり前の話だけど、書店は本を扱う店であるため、本という意味では情報量が多い。そうなると、どうしても目につく本もばらつきが出てしまって、自分の趣味に偏ってしまう。
対してコンビニだと、本という意味では情報量は少なくなる。しかも雑誌や小説といったカテゴライズをするとその情報量は更に狭まる。そうなるとアナタハン事件よろしく、そこにある小説に目を奪われてしまう。そういうことだと個人的には思っているーーヒット小説を比嘉和子みたいにいってすまんね。
これは先にいったビジネス本も同じで、名前の知っている人のビジネス本がコンビニで置いてあると、本という情報量が少ない分、思わず手に取ってしまうワケだ。
とはいえ、この「書物のアナタハン」みたいな現象は、個人的にかなりいいモノだと思っている。というのも、自分があまり読まないタイプの本と出会えるし、そういった本の面白さを再確認できるからだ。
やはり、何事も食わず嫌いはよくないし、自分が思っている以上に世界は広く、面白いモノだということだと思うのだ。
そんなワケで、もし適当にコンビニに入った際、この下らない記事を思い出してしまったなら、ラックにポツンと置かれた小説やビジネス本を手に取って、中身も見ずに買ってみるのもいいかもしれない。案外、面白いよ。
この世にはまだ自分が知らない面白いことが多過ぎる。でも、それが楽しい。
アスタラビスタ。
これは別にクイズとかではなく、単純な疑問である。
まぁ、こんなことを訊くのも、こういったサイトで文章を読む人というのは、まず読書が好きだと見てほぼ間違いがないからだ。
逆に本読まないのに、このサイトに来るというのも、不思議な話ではあるけど、それは単純に本を読むのは嫌いだけど、文章を書くのは好きといった理由や、本は読まないけど友人が文章を書いているからなど、色々あるだろう。
とはいえ、大概は本が好きで、文章を読むのが好きだからこそ、こういったサイトに来るのだろうとおれは思っている。
それはさておき、そういった人たちが本を買うためには、どういった場所に行くだろうか。
本屋、古本屋は勿論、中にはネット販売で買うというのもあるだろう。おれもそうだし、そういった本の買い方に文句などつける理由もない。ただ、おれはたまにそういった筋とは別のところで本を買うことがある。それはーー
コンビニだ。
コンビニで本を買うというと、マンガやファッションといった類いの雑誌だったり、発売されたばかりのコミックスだったりが主流になると思われるのだけど、おれは逆にコンビニでそういうモノを買うことはないに等しい。
逆に買うのは、小説とビジネス本ばかりだったりする。
まぁ、ビジネス本といっても著名な野球選手や政治家、企業家のモノが殆どなんだけどな。そもそも、ビジネス本自体あまり読まないし、書店で買い求めたりもしないワケで。
じゃあ、何で買うんだよといわれそうだけど、それは追々ーー
さて、そもそもなのだけど、コンビニで本を買うのは案外少ないのではないだろうか。
そんなことないぜって人もいるだろうけど、そういった人はそもそも小説をはじめ、本というメディアが大好きで仕方ない人が当てはまるんじゃないかと思うのだーー見当違いかな?
じゃあ、お前は本が大好きで堪らない人種なんだなといわれたら、それはイエスであり、ノーである。
ダブル・スタンダードな回答にワケがわからんって人も多発するかと思うんだけど、これついて話していくと、それはつまりーー
おれはおれなりに本が大好きではあるが、おれ以上に本を愛している人間からしたら大したことはないだろうということだ。
確かにおれだって本は好きだ。だけど、本が好きで堪らないという人からしたら、おれなんか本好きの範疇にも入っていないだろう。そういう意味でいえば、おれは「本が大好きで堪らない人」ではないかもしれないということだ。話を戻そうーー
では、おれは何でコンビニで本を買うか。その理由は、普通の書店や古本屋ではあまり手に取らないタイプの本が目につきやすいからだ。
普通の書店や古本屋に行く場合、どうしても自分の好きな作家やジャンルの本に目が行きがちになってしまう。どんなに色んな本や作家の本を見ているつもりでも、意識しがちなのは、やはり自分の好みに合った本であるとおれは考えている。すると、買う本の傾向が偏りがちになるし、出会う本の広がりも狭まってしまう。
が、逆にコンビニとなると自分の好みの作家やジャンルの本が置いてあるとは限らない。というか、置いてある本といえば、映画化、ドラマ化等で話題になっている小説なんかが多い。
そこが盲点だったりする。
人の趣味というのはどうしても偏りがちになってしまうし、どこか見栄を張って、ヒットした作品や話題の作品といった小説を敬遠してしまうことだってなくはない。
おれもその傾向があるひとりで、書店のポップで「今、話題の小説!」なんて書かれていても、手に取りすらしなかったりする。
逆にコンビニで同じ小説と出会うと、あらすじすら読まずに買ってしまったりする。が、もしかしたら、これは書店とコンビニにおける情報量の差によるトリックなのかもしれない。
当たり前の話だけど、書店は本を扱う店であるため、本という意味では情報量が多い。そうなると、どうしても目につく本もばらつきが出てしまって、自分の趣味に偏ってしまう。
対してコンビニだと、本という意味では情報量は少なくなる。しかも雑誌や小説といったカテゴライズをするとその情報量は更に狭まる。そうなるとアナタハン事件よろしく、そこにある小説に目を奪われてしまう。そういうことだと個人的には思っているーーヒット小説を比嘉和子みたいにいってすまんね。
これは先にいったビジネス本も同じで、名前の知っている人のビジネス本がコンビニで置いてあると、本という情報量が少ない分、思わず手に取ってしまうワケだ。
とはいえ、この「書物のアナタハン」みたいな現象は、個人的にかなりいいモノだと思っている。というのも、自分があまり読まないタイプの本と出会えるし、そういった本の面白さを再確認できるからだ。
やはり、何事も食わず嫌いはよくないし、自分が思っている以上に世界は広く、面白いモノだということだと思うのだ。
そんなワケで、もし適当にコンビニに入った際、この下らない記事を思い出してしまったなら、ラックにポツンと置かれた小説やビジネス本を手に取って、中身も見ずに買ってみるのもいいかもしれない。案外、面白いよ。
この世にはまだ自分が知らない面白いことが多過ぎる。でも、それが楽しい。
アスタラビスタ。