【グッドデイ、バッドデイ】

　中々に衝撃的なことが多い世の中だ。

　何というか、何がどう間違ったらこういうことになるのか、というような出来事がここ最近は多い気がしてならない。

　まぁ、いってしまえば暴力というのは非日常ではなく、現実と地続きの日常のひとつでしかないんで、それが存在するのは可笑しくないのだけど、だとしてもそれが顔を出せば結構な驚きがあるのはいうまでもない。

　しかし、突然巻き起こる暴力というのはあまりに衝撃的だ。耐性なんてモノは恐らくつくことはなく、それどころかその前に気が狂ってしまうだろう。それくらいに人間は脆い。

　例えそれが自分に降りかかったモノであろうが、他者に起こったことを伝聞で知ったモノであろうが、ヘヴィであるのはいうまでもない。まぁ、前者のほうが、よりきつく、その時の重圧は半端じゃないだろうし、下手すればそれによってこころもキズつくかもしれない。

　だが、そんな時でも自分はこの世にただひとりというワケではないことは覚えておいたほうがいいのかもしれない。

　案外、傍に誰かしらがいるモンだ。別に実際に会える人でなくてもいい。顔も知らないネットの友人とかもそうだ。自分が思っている以上に、自分の周りには人がいるモンだ。

　だから、別に孤独に震える必要などないのだと思う。そういうことだ。

　アスタラ。