【イスの脚を折るべきか?】

文字数 780文字

 しかし、おれは甘っちょろい人間だと思う。

 また何だ何だって話だけど、というのも、おれは人から求められるとどうにもこころが揺るぎやすいタイプの人間だということだ。

 そう、どんなに強堅なスタンスを装っても、ちょっとした要請や頼りにしているといったニュアンスのことばを掛けられてしまうと、自分の足場が簡単に崩れてしまうワケだ。

 具体的に何があったかというと、『ブラスト』での話だ。

 正直、もうこの団体との付き合いは止めにしようと思っていたのだけど、前回までの稽古にて演出兼脚本を務めていた人の新作二本が、明らかにおれをメインに据えたモノになっていたということだ。これは困る。

 正直、主役は一度やって懲りているし、二度とやりたくはないのだけど、その人は一緒に芝居をやっても面白い方だし、本も面白いのでかなり気持ちは揺らぐ、というか。

 ただ、それ以外の点においてリスクや不快な部分が多すぎるのが、難儀だったりする。だからこそ困っているのだ。

 自分の気持ちには正直に生きたほうが人生は楽だ。ただ、今の自分の気持ちとしては、是非やりたいという気持ちと、あそこの連中と一緒にやりたくないというふたつの気持ちが対立している状況であって、これまた困ったモノ。

 どちらかを完遂すると、どちらかを犠牲にしなければならない。まぁ、何事もそういうモノではあるのだけど、本当にどうするべきか。

 まぁ、もしやるなら今後の立ち回り方やスタンスを考え直さないといけないとは思うけどね。とはいえ、もはや『ブラスト』のメンバーの殆どと会いたくないというのは事実で、だからこそどうしようって感じなんだけど。

 もう少し、これに関しては見に回るか。最近、色んなことが白紙に戻りがちなんで、いい加減ウンザリなんでな。白紙に戻っても経験は残るし、無駄ではないのだけどね。

 にしても、困ったモンだ。

 アスタラ。
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登場人物紹介

どうも!    五条です!


といっても、作中の登場人物とかではなくて、作者なんですが。


ここでは適当に思ったことや経験したことをダラダラと書いていこうかな、と。


ま、そんな感じですわ。

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