【地獄に堕ちた野郎ども!】
文字数 2,093文字
芸術の秋とはよくいったモノだ。
まぁ、秋といえば、食欲だとかスポーツだとかも同様にフォーカスされがちではあるけど、やはり、秋は芸術を嗜むにはちょうどいいシーズンだと個人的には思っている。
そもそも秋という季節は、あのクソ忌々しい夏とかいうクソ暑いだけで何の生産性ももたらさない季節も終わり、気候的にも余裕が出来て、何かを嗜むにはちょうどいいシーズンだといってもいいーー自分でも思うけど、ほんと夏のことディスり過ぎだよな。
だからこそ、秋になると多くの学校では体育祭だったり、学校全体で行われるイベントが盛んになるのだと思うのだ。
まぁ、今は九月も終わりだというのに、相変わらずバカみたいな暑さで、夏の野郎もいい加減出しゃばるなといってやりたい気分ではあるのだけど、やはり気候が落ち着けば、気持ちも落ち着くのではないかと思うのだ。
早い話がさっさと夏は消えてどうぞってことなんだけど、個人的な話をすると、おれは日本のオールシーズンの中でも強いて好きな季節をひとつ選ぶとなれば、迷わず秋を選ぶ。
というのも、おれは秋の空気というか、終わりの一歩手前というか、そんなうら寂しいのに、何処か彩りを失っていない独特な雰囲気が好きだったりする。
プラス、個人的にこれまでの人生において、秋はおれにとって色々と記憶に残るイベントが多かったりしたことも多いだろう。
さて、今日はそんなイベントの中のひとつに関して話していこうかと思う。
もしかしたら、別の回にて今回の話の一部を紹介してしまっているかもしれないけど、確かこの話自体については書いていないはずなので、気にしないで欲しい。
ちなみに、今回の話はやはり何回かに分けて書いていくと思う。まぁ、それほど大した話ではないんだけどさ。じゃ、書いてくーー
あれは中学三年の秋辺りのことだった。
その頃はちょうど体育祭も終わりーーすなわち体育祭応援団長という立場を退いてすぐのことで、ようやくおれの元にも平穏が訪れたといった感じだった。
だが、体育祭が終わったからといって学校生活が終わるワケでもなく、次のイベントがすぐそこに控えていたのである。それはーー
校内音楽祭だ。
校内音楽祭は毎年秋になると開かれる、校内における合唱コンクールのようなモノだ。
まぁ、この音楽祭だが、あらゆるモノに対して無気力だった五条氏にとっては、まったくもってやる気のないイベントだったワケだ。
確かに、この当時はアメリカのロックやゲーム音楽に目覚めて音楽は好きなほうだったのだけど、とはいえ、歌うことにはさほど興味があったワケではなく、況してや合唱なんて何が面白いのやらといった感じだった。
そんな音楽祭だが、毎年体育祭が終わると早々にクラス内で各必要項目を決めて練習に取り掛かることになっていた。
そんなこともあって、早速ロングホームルームの時間に学級委員と担任であり、音楽教師でもあるブタさんの主導のもと、音楽祭について話し合うこととなったのだ。
まぁ、話し合うことといえばーー、
・自由曲は何にするか?
・課題曲、自由曲の指揮者、伴奏者はそれぞれ誰にするか?
であった。指揮者、伴奏者は後に回すとして、まずは自由曲を決めなければならない。まぁ、自由曲とはいえ、ブタさんが提示した曲を聴いて適当にチョイスしただけなんだけど。
そんなこんなで我々三年三組の自由曲は『その人が歌うとき』に決まったワケだ。
決まった理由は覚えていない。
というか、何でこんなまったくもって爽快感のないローテンポな曲に決まったのか、おれも覚えていない。多分、クラスのヤツラ全員適当に選んだんだと思う。
それはさておき、自由曲が決まったら、次は各曲の指揮者と伴奏者を決めるステップとなった。とはいえ、伴奏者はほぼ決まりだった。
何故なら、伴奏者は「ピアノを弾ける」というのが絶対条件だったからだ。
そんなこともあって、課題曲である『この地球のどこかで』の伴奏者は、学年でもトップクラスの成績を修めている優等生の榎本に決まり、自由曲の伴奏者はギャルでありながら意外にもピアノが弾ける、体育祭では応援団員を務めた金田が担当することとなった。
さて、伴奏者が決まったところで、あとは指揮者を決めることとなったワケだがーー、
何をトチ狂ったか、おれは課題曲の指揮者に立候補してしまったのだ。
理由?ーー内申点以外にあるワケない。
それに体育祭応援団長を終えたおれには、何の根拠もない自信があったこともあって、指揮者ぐらいなら出来るんじゃないかと自分を過信してしまったのだ。
まぁ、立候補したところで、他にやりたいヤツもおらず、かつ体育祭応援団長の時と違って周りから「えっ!?」みたいな感じで見られることもなかったワケだ。
そんなこんなで、自由曲の指揮者もいつの間にか決まり、三年三組の音楽祭に向けた練習がスタートすることとなったのだ。
とまぁ、今日はこんな感じで終わり。続きは来週。多分、一週間後だと内容も忘れてるだろうけど、まぁ、読んでもいいかって思ったなら適当に読んでくれ。そんな感じでーー
アスタラ。
まぁ、秋といえば、食欲だとかスポーツだとかも同様にフォーカスされがちではあるけど、やはり、秋は芸術を嗜むにはちょうどいいシーズンだと個人的には思っている。
そもそも秋という季節は、あのクソ忌々しい夏とかいうクソ暑いだけで何の生産性ももたらさない季節も終わり、気候的にも余裕が出来て、何かを嗜むにはちょうどいいシーズンだといってもいいーー自分でも思うけど、ほんと夏のことディスり過ぎだよな。
だからこそ、秋になると多くの学校では体育祭だったり、学校全体で行われるイベントが盛んになるのだと思うのだ。
まぁ、今は九月も終わりだというのに、相変わらずバカみたいな暑さで、夏の野郎もいい加減出しゃばるなといってやりたい気分ではあるのだけど、やはり気候が落ち着けば、気持ちも落ち着くのではないかと思うのだ。
早い話がさっさと夏は消えてどうぞってことなんだけど、個人的な話をすると、おれは日本のオールシーズンの中でも強いて好きな季節をひとつ選ぶとなれば、迷わず秋を選ぶ。
というのも、おれは秋の空気というか、終わりの一歩手前というか、そんなうら寂しいのに、何処か彩りを失っていない独特な雰囲気が好きだったりする。
プラス、個人的にこれまでの人生において、秋はおれにとって色々と記憶に残るイベントが多かったりしたことも多いだろう。
さて、今日はそんなイベントの中のひとつに関して話していこうかと思う。
もしかしたら、別の回にて今回の話の一部を紹介してしまっているかもしれないけど、確かこの話自体については書いていないはずなので、気にしないで欲しい。
ちなみに、今回の話はやはり何回かに分けて書いていくと思う。まぁ、それほど大した話ではないんだけどさ。じゃ、書いてくーー
あれは中学三年の秋辺りのことだった。
その頃はちょうど体育祭も終わりーーすなわち体育祭応援団長という立場を退いてすぐのことで、ようやくおれの元にも平穏が訪れたといった感じだった。
だが、体育祭が終わったからといって学校生活が終わるワケでもなく、次のイベントがすぐそこに控えていたのである。それはーー
校内音楽祭だ。
校内音楽祭は毎年秋になると開かれる、校内における合唱コンクールのようなモノだ。
まぁ、この音楽祭だが、あらゆるモノに対して無気力だった五条氏にとっては、まったくもってやる気のないイベントだったワケだ。
確かに、この当時はアメリカのロックやゲーム音楽に目覚めて音楽は好きなほうだったのだけど、とはいえ、歌うことにはさほど興味があったワケではなく、況してや合唱なんて何が面白いのやらといった感じだった。
そんな音楽祭だが、毎年体育祭が終わると早々にクラス内で各必要項目を決めて練習に取り掛かることになっていた。
そんなこともあって、早速ロングホームルームの時間に学級委員と担任であり、音楽教師でもあるブタさんの主導のもと、音楽祭について話し合うこととなったのだ。
まぁ、話し合うことといえばーー、
・自由曲は何にするか?
・課題曲、自由曲の指揮者、伴奏者はそれぞれ誰にするか?
であった。指揮者、伴奏者は後に回すとして、まずは自由曲を決めなければならない。まぁ、自由曲とはいえ、ブタさんが提示した曲を聴いて適当にチョイスしただけなんだけど。
そんなこんなで我々三年三組の自由曲は『その人が歌うとき』に決まったワケだ。
決まった理由は覚えていない。
というか、何でこんなまったくもって爽快感のないローテンポな曲に決まったのか、おれも覚えていない。多分、クラスのヤツラ全員適当に選んだんだと思う。
それはさておき、自由曲が決まったら、次は各曲の指揮者と伴奏者を決めるステップとなった。とはいえ、伴奏者はほぼ決まりだった。
何故なら、伴奏者は「ピアノを弾ける」というのが絶対条件だったからだ。
そんなこともあって、課題曲である『この地球のどこかで』の伴奏者は、学年でもトップクラスの成績を修めている優等生の榎本に決まり、自由曲の伴奏者はギャルでありながら意外にもピアノが弾ける、体育祭では応援団員を務めた金田が担当することとなった。
さて、伴奏者が決まったところで、あとは指揮者を決めることとなったワケだがーー、
何をトチ狂ったか、おれは課題曲の指揮者に立候補してしまったのだ。
理由?ーー内申点以外にあるワケない。
それに体育祭応援団長を終えたおれには、何の根拠もない自信があったこともあって、指揮者ぐらいなら出来るんじゃないかと自分を過信してしまったのだ。
まぁ、立候補したところで、他にやりたいヤツもおらず、かつ体育祭応援団長の時と違って周りから「えっ!?」みたいな感じで見られることもなかったワケだ。
そんなこんなで、自由曲の指揮者もいつの間にか決まり、三年三組の音楽祭に向けた練習がスタートすることとなったのだ。
とまぁ、今日はこんな感じで終わり。続きは来週。多分、一週間後だと内容も忘れてるだろうけど、まぁ、読んでもいいかって思ったなら適当に読んでくれ。そんな感じでーー
アスタラ。