神聖ローマ皇帝フリードリヒ2世(2)

文字数 845文字

フリードリヒ2世についての続きです。作品集は下の画像から入って下さい。
西欧の封建社会に君臨した事実上最後の皇帝。学問と芸術を好み、時代に先駆けた近代的君主としての振る舞いから、スイスの歴史家ヤーコプ・ブルクハルトはフリードリヒ2世を「早くから事物を完全に客観的に判断し処理することに慣れていた、玉座に位した最初の近代的人間」と評した。中世で最も進歩的な君主と評価され、同時代に書かれた年代記では「世界の驚異」と称賛された。普段の食事は質素であり飲酒も控えていたが、彼が開いた宴会は豪勢なものであり、ルネサンス時代を先取りしたとも思える宮廷生活を送っていた。フリードリヒの容貌について同時代のヨーロッパの人間はみな称賛していた。またその知性はイスラム教国アイユーブ朝の君主アル=カーミルを魅了した。
フリードリヒ2世は高く評価されていますね。僕はハインリヒ7世の生まれ変わりで、彼の生涯の悲劇は父があまりにも多くの権力を持っていたために教皇庁と対立したことが原因だと思っているので、複雑な気持ちです。
一方、「早く生まれ過ぎた」彼は教皇庁や北イタリアの都市国家と対立し、ローマ教皇から2回の破門を受けた。治世をイタリア統一のために費やしたが、教皇庁と都市国家の抵抗によって悲願を達することなく没した。また、イタリアに重点を置いた彼の施策は帝国に混乱をもたらした(大空位時代)フリードリヒの死後、帝国が再び皇帝を得るのはハインリヒ7世が即位する約60年後のことである。
皇帝のハインリヒ7世はフリードリヒ2世の子であるハインリヒ7世とは別人です。ハインリヒ7世は確かに父フリードリヒ2世とは仲が悪く対立していました。でも教皇にそそのかされなければ、反乱を起こすということはなかったと思います。教皇の権威を脅かすフリードリヒ2世の力を弱めるために、父と子の対立を利用したのです。でもそのことは誰も問題にしません。教皇は権威を守るために卑怯な手段を使いました。僕はそのことを徹底的に追及していきたいです。
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登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

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