ゴドフロワ・ド・ブイヨン(3)

文字数 934文字

ゴドフロワ・ド・ブイヨンについての続きです。作品集は下の画像から入ってください。
1076年に叔父のゴットフリート4世からゴドフロワが相続したロレーヌ公領の相続権を主張し、彼の叔母マティルデ・ディ・カノッサがゴドフロワに対して挑戦を仕掛けた。
マティルデ・ディ・カノッサはローマ教皇グレゴリウス7世の支持者で、カノッサの屈辱では教皇をカノッサ城に保護しています。
マティルデ・ディ・カノッサに対抗するべくゴドフロワは公領防衛に死力を尽くし、この際に彼は卓越した指導力を示すことになった。マティルデ女伯は従兄弟のナミュール伯アルベール3世・フェルウェ伯セオデリクと同盟を締結しゴドフロワと対決した。またこの同盟にはヴェルダン司教セオデリク・リンブルフ公ワレラン1世・チニー伯アルノルド1世といった中小諸侯が参加し、彼らは戦利品としてロレーヌ公領を分割占領しようと企んだ。
ゴドフロワはまた随分面倒な相手を敵にしていますね。
ロレーヌ公領を狙うこうした数々の敵に対して、ゴドフロワは兄弟のウスタシュやボードゥアンの助力を得て対抗した。彼らは長きにわたり争い、1087年に遂にゴドフロワは敵の同盟を打ち破り、ロレーヌを守り抜いた。
ということは、ゴドフロワはかなり強かったのか。
しかし、この時のゴドフロワはまだまだ弱小諸侯に過ぎず、十字軍に参加するまでドイツ諸侯の表舞台には現れない。
もし十字軍がなかったら、ゴドフロワは歴史に名前を残すことはなかったのですね。
1095年、ローマ教皇ウルバヌス2世がヨーロッパ中の諸侯に十字軍遠征を呼びかけ、聖地エルサレムの解放と東ローマ帝国が1071年にセルジューク朝に奪われた広大な東方領の奪還のための軍事支援を要請した。
ウルバヌス2世はグレゴリウス7世によって引き立てられ、その意志をついで教会改革を達成しています。
グレゴリウス7世やウルバヌス2世は強い意志を持って教会改革を達成しています。そしてウルバヌス2世は十字軍の遠征が始まるきっかけを作っています。でも第1回十字軍でエルサレムやその周辺の都市で多くのユダヤ教徒、イスラム教徒が虐殺されました。それは本当に神やキリストが望んだことでしょうか?キリスト教徒は十字軍で大きな過ちを犯しています。
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登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

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