エルサレム王アモーリー1世(1)

文字数 794文字

ボードゥアン3世の弟でエルサレム王位を継いだアモーリー1世についてです。アモーリー1世がボードゥアン4世の父となり、その後彼の姉妹がエルサレム王位を継いでいきます。作品集は下の画像から入ってください。
アモーリー1世(1136ー1174)は6代目のエルサレム王(在位1163年ー1174年)である。フルクとメリザンド夫妻の子で先王ボードゥアン3世の弟であり、次代の王ボードゥアン4世の父である。
僕はボードゥアン4世をすごく尊敬していてハインリヒ7世と一緒に会いにいきました。そのボードゥアン4世の祖父がイングランドのヘンリー2世の祖父と同一人物のフルク5世というのがすごいです。
兄ボードゥアン3世の死に伴って26歳で王位に上がったアモーリーはエジプトの征服を目論んだ。というのも、エジプトを支配するファーティマ朝は当時宰相たちの権力争いで混乱しており、このために宰相たちは1160年以来エルサレム王に貢納金を支払っていたからだ。そこで、宰相シャワールが権力闘争に敗れてシリアに落ち延びたことによるエジプト内での混乱を見越してアモーリーは6万ディナールの貢納金が期限までに支払われていなかったことを口実とし、1163年にエジプトに侵攻した。シナイ半島を横断したエルサレム軍は、当時ナイル沿岸にあった町ビルバイスを囲んだ。守備側は包囲が行われた9月がナイル川の増水期であることを利用し、何箇所か堤を切ってエルサレム軍を水攻めにした。このため、アモーリーは撤退を強いられ、最初のエジプト遠征は失敗に終わった。
エルサレム王がエジプトを攻めるということは、旧約聖書の『出エジプト記』とはちょうど逆のことをやっていますね。当時のエルサレム王国は十字軍国家の1つで、ユダヤ人ではなくキリスト教徒が中心になっていますが・・・
アモーリー1世はエジプトへの執念が強く、その後も何度もエジプト遠征に行っています。
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登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

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