ロベール2世(2)

文字数 863文字

ロベール2世についての続きです。作品集は下の画像から入ってください。
1096年に第1回十字軍が始まると、ノルマンディー公領を担保にウィリアム2世から金を借りて参加し、南イタリアのノルマン勢(ボエモンなど)と合流して聖地に向かった。
ロベール2世は十字軍で活躍して領土を得たのか?
そのことについては特に何も書いてありませんでした。
1100年に十字軍から帰路の途中でウィリアム2世が亡くなった知らせを受けたが、ノルマンディに戻った時には既に弟のヘンリーが王位に就いていた。このため、王位を主張してイングランドに侵攻したが、イングランド諸侯の支持を得られず、ヘンリー1世(碩学王)の王位を認めざるを得なかった。
十字軍に参加して留守にしていた間に弟が王位に就いたというのも納得できない、モヤモヤしますね。
その後もイングランドの反乱者と組んでヘンリー1世と対抗したため、1105年からヘンリー1世によるノルマンディー侵攻を受け、1106年にタンシュブレーの戦いで敗れて捕らえられると、ノルマンディー公位を奪われ、生涯幽閉された。
ロベール2世はタンシュブレーの戦いの時が52歳、亡くなったのが80歳ぐらいなので、30年近く幽閉されていたことになります。ウィリアム1世はノルマン朝の開祖として有名ですが、その長男が弟との争いに敗れてこのような形で亡くなっているというのはショックでした。
1100年、十字軍から帰路の途中でコンヴェルサーノ伯ゴッフレード(ロベルト・イル・グイスカルドの甥)の娘シビラと結婚、息子を1人儲けた。

・ギヨーム・クリトン(1102年ー1128年)、フランドル伯(ギヨーム1世、在位1127年ー1128年)

また、以下の諸子を儲けた。

・リシャール(1079年頃ー1100年5月)ニュー・フォレストで狩りの最中に死去。

・ギヨーム(1079年頃ー1111年)リシャールと同母兄弟。1106年以降に聖地に向かい、トルトーザ領主とされた。

・娘、アルク伯エリー・ド・サン=サンスと結婚。

次回からギヨーム・クリトンについて調べてみます。
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登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

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