ロベルト・イル・グイスカルド（1）
文字数 922文字
タンクレード・ド・オートヴィルの子、ロベルト・イル・グイスカルドについてです。作品集は下の画像から入ってください。
なかなかカッコイイ肖像画である。余は自分が1番カッコイイと思っているが、この人物は気に入った。
ロベルト・イル・グイスカルドの血はバルセロナ伯にも流れているので、アラゴン王家ともつながりがあります。
ロベルト・イル・グイスカルド・ダルタヴィッラ（1015年ー1085年）は、ノルマン人の傭兵で、後に中世シチリア王国（オートヴィル朝）を建てたオートヴィル家の首領。兄ウンフレードの死後、プッリャ・カラブリア伯（1057年ー1059年）、後にプッリャ・カラブリア公（1059年ー1085年）フランス語名でロベール・ギスカール、とも呼ばれる。当時の共通語であるラテン語ではロベルトゥス・グイスカルドゥス。
イル・グイスカルドとは「狡猾な人」を意味する呼び名だそうです。
「狡猾な人」という呼び名があるということは、きっと悪いこともたくさんしていたと思います。そんな人が祖先にいるなんて、なんかイヤです。
「狡猾な人」だからこそ南イタリアとシチリアの支配に成功し、シチリア王国の基礎を築いた。お人よしのフアン1世はアラゴンの財政を傾けただけではないか。
ロベルトはノルマン人のタンクレード・ド・オートヴィルの六男として生まれる。オートヴィル一族は当初傭兵などをやっていたが、やがて南イタリアのアラブ領や東ローマ帝国領を攻略するようになり、ロベルトの兄たちは1042年にイタリアのプッリャ伯になった。ロベルトは、1047年にノルマンディーを出てイタリアのロンバルディアに向った。その時は5人の騎士と30人の従者を連れただけで、しばらく山賊のようなことをやっていたが、やがて1057年、兄の後を継いでプッリャ伯となり、弟のルッジェーロ達と共にカラブリア、シチリア等の諸都市を征服していった。
山賊のようなことをやっていたなんて、私はイヤです。ロベルト・イル・グイスカルド、私は好きになれません。
フアン1世は実際に戦いに行ったことがないからそう言うのだ。余は何度も戦いに行っているからわかる。少人数で諸都市を征服したロベルト・イル・グイスカルドは英雄である。
