カスペの妥協(2)
文字数 1,238文字
ガンディア公アルフォンソ1世(1332ー1412、78歳)ハイメ2世の男系の孫。マルティン1世の父ペドロ4世の従弟にあたる。候補者の中で最高齢である上、系図でも上位であった。アラゴン王候補の最右翼とされていたが、1412年に死去した。
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男系の孫というのは王の候補としてよいかもしれない。女王や王女など女系の場合、結婚相手に王位を乗っ取られる危険がある。ナバラ女王ブランカと結婚したフアンは王位を息子のカルロスに譲らずに親子の対立が続いた。
私の死後ですが、娘のビオランテはそのころまだ独身でしたが、王位は弟のマルティンが継ぎました。娘のビオランテはその後アンジュー家に嫁ぎました。結婚してからはアラゴンの王女というよりもアンジュー家と子供たちを守るために奮闘したのだと思います。