ダンジュルーズ・ド・リル=ブシャール(1)

文字数 812文字

ギヨーム9世の愛人となったダンジュルーズについてです。作品集は下の画像から入ってください。
ダンジュルーズの肖像画も見つからなかったので、代わりにギヨーム9世の肖像画を出しています。
ダンジュルーズ・ド・リル=ブシャール(1079年ー1151年)オック語でダンジュローザとも称される。リル=ブシャール領主バルテルミーとその妻ジェルベルジュ・ド・ブレゾンの娘。
ダンジュルーズも貴族の娘だったのですね。
有名な女君主アリエノール・ダキテーヌの外祖母に当たるとともに、アリエノールの内祖父、アキテーヌ公ギヨーム9世の愛人であった。
愛人でありながら子孫に多くの王家の人間がいるなんて許せないです。私はペドロ2世と違って王妃を大切にしていましたから。
ギヨーム9世はポワティエの居城の敷地内に、ダンジュルーズを住まわせるためモーベルジョン塔を建て、ダンジュルーズの他に「モーベルジョンヌ」の通称で知られていた。「ダンジュルーズ」(危険な女)は、本来「ダンジュルーズ」とは、本来気難しい性格を指す渾名であるが、彼女の場合はその魅惑的なことから呼ばれた名である。ギヨーム9世は詩や歌の中で彼女をそう呼んでいた。
愛人を「危険な女」などと呼んで自分の城の敷地内に住まわせるなんてとんでもない男で、フィリッパが激怒した気持ちがよくわかります。
孫娘アリエノール・ダキテーヌを通し、ダンジュルーズは以下多くの君主・貴族の先祖となった。

・イングランド王リチャード1世

・シャンパーニュ伯妃マリー・ド・フランス

・イングランド王ジョン

・ブルターニュ公ジョフロワ2世

・シチリア王妃ジョーン・オブ・イングランド

・エレノア・オブ・イングランド

・マティルダ・オブ・イングランド

・若ヘンリー王

アリエノールはフランス王妃、結婚解消後にイングランド王妃になったが、同時にアキテーヌ女公・ポワティエ女伯であった。

ダンジュルーズの子孫には有名な王族、貴族が多数いることに驚きました。
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登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

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