第4代ボスウェル伯爵ジェームズ・ヘップバーン(1)

文字数 829文字

メアリー・ステュアートの3人目の夫になった第4代ボスウェル伯爵ジェームズ・ヘップバーンについて紹介します。作品集は下の画像から入って下さい。
第4代ボスウェル伯爵ジェームズ・ヘプバーン(1535年ー1578年)は、スコットランド女王メアリーの3人目の夫(王配)
ジェームズはスコットランドの名門貴族ボスウェル伯家に生まれた。曽祖父はスコットランド国王の執事であり、艦隊司令部の総督、エディンバラの高等行政官・国境地帯の長官を兼任した。祖父はこれらの役職を引き継いだが、イングランドとの戦いで若くして亡くなったという。
祖先が高い地位についていても、当主が若くして亡くなればその家はうまくいかなくなります。
父パトリックは素行が悪く、多額の借金を抱え、報酬のいいイングランドに雇われることもあったという。また、国境地帯の盗賊団と一仕事したため、投獄されたこともあったらしい。その後はイングランドに亡命したが、王太后メアリー・オブ・ギーズの恩赦を受けて職務にも復帰し、宮廷に迎え入れられた。その後1556年、盗賊団との小競り合いで45歳で命を落としたという。
父パトリックはかなり問題のある人物ですね。
パトリックは、当時未亡人となっていたメアリー・オブ・ギーズと結婚できるかもしれないと勝手に思い込み、1543年の秋に妻のアグネス・シンクレアと離婚した。そのため、ジェームズは7歳の時に大叔父のマリー大司教に引き取られ、妹のジャネットは母アグネスに引き取られた。
父親に問題があると子供は苦労するようです。
彼は大変な読書家で、兵法書や軍事史の知識をことごとく習得したという。また、フランス語やイタリア語も習得し、読み書きさえおぼつかない有様だった当時の無教養な他のスコットランド貴族たちとは大きな差があった。自然科学にも深い関心を寄せていたという。
苦労しながらも読書によって知識を身に付けたジェームズに僕は共感しました。ダーンリー卿やマリ伯よりもよっぽどまともだと思います。
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登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

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