フィリップ4世(6)

文字数 1,001文字

フィリップ4世についての続きです。作品集は下の画像から入ってください。
フィリップ4世の性格・人物評価については、しばしば、合理的だが貪欲で酷薄な人柄であるとの評価が下される。ナバラ王国とシャンパーニュ伯領を確保するために妃のジャンヌを毒殺したのではないかという噂が流れたこともあった。
本当にそうですよ。こういう人とは仲良くしたくないです。
フアン1世よ。一国の王ならば好き嫌いではなく国の利益を考えて付き合う相手を決めた方がよいのではないか。
その一方で、王としては、フィリップ2世やルイ9世とともに中世フランスの名君という評価がある。フランスでは聖なる「聖油入れ」「ユリの花」「王旗」が神聖ローマ皇帝に対する対抗の象徴であり、フィリップ2世、ルイ9世のみならずフィリップ4世もまた、一貫して「いとも敬虔なる王」たることを主張して、自己の王権を権威づけたのである。
評価が極端に違っていますね。
パミエの司教ベルナール・セッセの人物評は「ワシミミズクのような人物。このうえもなく美しいが、とりえのない鳥である。ただ黙って人を見つめるだけなのだから」というものである。フィリップ4世が控えめで寡黙な王であったことは、同時代の残した記録によっても裏付けられる。
フィリップ4世が寡黙な人だったというのは意外です。もっと激しい性格で感情を表に出す人だと思っていました。
1307年、フィリップ4世はテンプル騎士団への対応をめぐって、ポワティエでクレメンス5世と会談を持ったことがあった。教皇は騎士団の解体に慎重で、フィリップ4世から詳細な説明を受けるものと思っていたが、実際は部屋を横切るほんの少しのあいだ話しただけで、主要な協議はすべて教皇と顧問官のあいだで行われた。
なんか思っていたイメージと違いますね。
フィリップ4世の治世には時代の転換を告げる画期的な事件が次々に起こったが、王の寡黙さゆえに詳細が明らかになっていない側面がある。
フィリップ4世がどういう人だったのか、よくわからなくなってきました。
また、フィリップ4世の役割についても、国王は何ら積極的にかかわらず、すべてはレジストたちが案出したことであるという見解と、国王は表面に出ることを極力抑えながらも背後ですべてを統括していたという見解とに分かれ、議論の対象となっている。
フランス人やイングランド人はわかりにくいですね。私にはうまく付き合えそうもないです。
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登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

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