ジョルダーノ・ブルーノ(2)

文字数 906文字

ジョルダーノ・ブルーノについての続きです。作品集は下の画像から入って下さい。
1576年、異端の嫌疑をかけられたブルーノは、異端審問所の追及を逃れようとナポリを離れ、しばらくのローマ滞在を経て、北イタリア各地で文法や天文学などを教えながら放浪生活を送った。
ナポリは1503年からスペインのナポリ総督によって支配される属州になっていました。
どうせその頃のスペインはもうトラスタマラ家が支配していて私達とは直接の血の繋がりはないのですよね。
スペインが支配していたならば、ナポリでも異端審問は厳しく行われたと思います。
1578年にはアルプス山脈を越えてフランスに入り、翌1579年にはスイスのジュネーヴに滞在した。ジュネーヴ大学に在籍し、一時的にカルヴァン派に接近するが、改宗までしたかどうかは定かではない。また、すぐにジュネーヴ大学のカルヴァン派哲学者と論争を巻き起こし、名誉棄損で訴えられて有罪となり、ジュネーヴを離れた。同年、トゥールーズに移ったブルーノは、トゥールーズ大学の正規の講師となり、アリストテレス『魂について』の購読注釈をおこなった。以後、2年近くをトゥールーズで過ごした。
カルヴァンは1564年に亡くなっているので、当時のジュネーヴはカルヴァンがいた時ほど厳格ではなかったようです。
余は1213年にミュレの戦いで戦死している。
南フランスはアルビジョア十字軍で凄まじい殺戮が行われた場所です。
1581年、パリに移住し、優れた記憶力が話題となって、フランス国王アンリ3世とも会見した。
アンリ3世はアンリ2世とカトリーヌ・ド・メディシスの四男で、フランソワ2世とシャルル9世の弟です。
ソルボンヌ大学で正規の教授職を得ることはできなかったが、翌1582年に王立教授団(コレージュ・ド・フランスの前身)の講師に任命された。
パリでは1572年にサン・バルテルミの虐殺があり、1589年にはアンリ3世が暗殺されています。
ジョルダーノ・ブルーノは本人は危険に巻き込まれなくてもかなり危ない場所を渡り歩いていますね。16世紀はいろいろな場所でいろいろなことが起きているので安全な場所などなかったのかもしれませんが・・・
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登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

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