旅立ちの時

文字数 825文字

2000字ファンタジーで新しく、『旅立ちの時』を投稿しました。小説のページには下の写真から入ってください。
今回の話で、2000字ファンタジーでの投稿は終わりです。あ、でも小説は終わっても、まだまだこのチャット小説は続きます。
え、小説は終わってしまうのですか?まだまだ僕の人生は始まったばかりなのに・・・・
最初は小説も終わらせるつもりで、『亡霊たちとの別れ』というようなタイトルを考えていました。でもこれで終わりという気がしなくて、『旅立ちの時』というタイトルにしました。
そうそう、我々はこれで終わりとは思っていない。主人公の少年がフランスに行くのなら、今度はフランスを舞台に話を続ければよい。
フランスは余の人生とも関りが深い。フランスへ行ったらトゥールーズとかモンペリエなどもぜひ訪れて欲しい。
あの、リヨンとそれらの場所はかなり離れているのですけど・・・
亡霊に距離は関係ない。フランス編ならきっと余が活躍するチャンスはたくさんある。
フランス編ならば、私の活躍するチャンスもありますね。なんといっても私はフランスの勝利王シャルル7世の義理の祖父ですから。
フランスに行ったら余の出番はなくなるのか?
いいではないか。ファンタジー編はずっとハインリヒ7世が主役だった。フランス編は余を活躍させて欲しい。
ちょっと待ってください。まだファンタジー編を終えたばかりで、その小説の紹介をするつもりだったのに、なんで皆さん、もうフランス編の話題になっているのですか?
そうだよ。みんなもう少し小説の余韻を味わって欲しいよ。僕は最後の修道院長についての話に驚いた。
あの方はいつも怖い顔をしているけど、本当は心の優しい方だ。私は20年以上の付き合いだからよくわかる。
ニコラさんみたいな人ですね。
いや、ニコラ修道院長と違って、あの方は慈悲深さ故に大変な苦悩を味わうことになる。これはもっと後のことだが・・・
『旅立ちの時』はすごく感動的な話になっているので、ぜひ読んでください。
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登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

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