イングランド王スティーブン(1)

文字数 1,035文字

ヘンリー1世の次にイングランド王となったスティーブンについてです。作品集は下の画像から入ってください。
スティーブン(1096年頃ー1154年)はブロワ朝唯一のイングランド王(在位1135年ー1154年)その治世は内戦が収まらず、無政府時代と呼ばれた。
スティーブンという名前の王様はイングランドで彼1人だけです。普通王様の名前は同じ名前が繰り返し使われるのですが、そうでないということは一代で王朝が途絶え、人気がなかったからでしょうか?
フランス貴族であるブロワ伯エティエンヌ2世と、イングランド王兼ノルマンディー公ウィリアム1世(征服王)の娘アデルの間の息子の1人として生まれた。フランスでの名前はエティエンヌ・ド・ブロワである。
スティーブンはウィリアム1世の孫であるけど、王位継承権は低かったと思います。
幼年期は母方の叔父であるイングランド王ヘンリー1世の宮廷で育てられ、1120年のホワイトシップの遭難では従弟のウィリアム・アデリンと一緒にホワイトシップ号に乗船する予定だったが、直前に病気になったため同行できず難を逃れた。以後も叔父に可愛がられ、1125年には叔父の計らいでブローニュ伯イスタシュ3世の娘マティルド(英名マティルダ)と結婚しブローニュ伯位を継承した。ブロワ伯は兄ティボー4世(シャンパーニュ伯としてはティボー2世が継承している)
スティーブンは兄がいてブロワ伯を継がない立場だったからヘンリー1世の宮廷で育てられヘンリー1世にも可愛がられています。でもヘンリー1世の嫡子ウィリアム・アデリンが遭難死してヘンリー1世の計画は大きく変わってしまう、歴史は皮肉です。
1人息子ウィリアム・アデリンを失ったヘンリー1世には、神聖ローマ皇帝ハインリヒ5世に嫁いでいた娘でウィリアムの姉マティルダ(モードは愛称)が唯一の摘出子となった。そのため、夫と死別したマティルダを1125年に呼び戻して王位継承者とし、1128年にはノルマンディーに隣接するアンジュー伯フルク5世の息子ジョフロワ4世と結婚させていた。この間ヘンリー1世は王族、貴族たちとマティルダへの王位継承を認める誓約を交わしたが、スティーブンも誓約した王族の1人で1126年・1127年に誓約した(他にはヘンリー1世の庶子でマティルダの異母兄のグロスター伯ロバート、マティルダの母方の叔父に当たるスコットランド王デイヴィッド1世もいた)
ヘンリー1世は慎重でしたが、それでもスティーブンは後に裏切っています。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

ビューワー設定

背景色
  • 生成り
  • 水色