シャンパーニュ伯アンリ2世(4)

文字数 999文字

シャンパーニュ伯アンリ2世についての続きです。作品集は下の画像から入って下さい。
1197年、神聖ローマ皇帝ハインリヒ6世は、サラディンの死後アイユーブ朝を分裂させかねない継承闘争につけこんでエルサレムを奪還しようと、聖地遠征を決めた。1197年8月、ドイツからの最初の遠征隊がアッコンに上陸した。ところが指揮系統のない騎士たちは市内で略奪を働いた。彼らは準備が整わない状態でガリラヤに送られるが、かろうじて惨事は免れた。一方エジプトのスルタン・アル=アーディルはヤッファを包囲して陥落させた。9月10日、アンリ2世は救援軍派遣を命じるが、アッコンにある自らの宮殿の1階の窓から転落して死亡した。
ハインリヒ6世はフリードリヒ2世の父、ハインリヒ7世の祖父になります。
ハインリヒ6世は強引な方法でシチリアを支配し、次にエルサレムを狙いました。それはうまくいかなかったけど、次の世代、ハインリヒ6世の子のフリードリヒ2世はエルサレム女王イザベル2世と結婚しています。父がエルサレム女王と結婚し、エルサレム王国の後継者となる異母弟コンラートの存在がハインリヒ7世を酷く苦しめたように思います。もちろん彼にはなんの罪もありませんが、ハインリヒ7世は父は自分よりも異母弟コンラートの方を愛しているのではと疑い、そして教皇庁にそそのかされてついには反乱を起こしてしまいました。僕はハインリヒ7世の苦しみがよくわかります。僕もまた父が再婚したことで継母に虐められ、修道院に入れられたので、継母と異母弟のことをずっと恨んでいました。
死因は異なる写本ごとに様々な説がある。大半は、窓の格子またはバルコニーに彼が寄りかかったために転落したとしている。スカーレットという名の小人の召使も、アンリ2世のぶら下がった袖をつかんでたすけようとして落ちた。彼は上背があり強健な王を引き上げるには体重が軽すぎたのである。別の話では、アンリ2世がパレードを窓から見ていたことを示唆している。その時、ピサ共和国の一行が部屋に入ってきた。彼らを歓迎するため向きを変えると、彼は後方に足を踏み外しバランスを失ってしまったという。どんな状況であろうと、アンリ2世は明らかに殺害された。大腿骨を骨折した召使は、外部に危機を知らせたが、その後彼はけがのため命を落とした。
アンリ2世の死が事故ではなく殺害されたとしたら、それもまた怖ろしいことです。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

ビューワー設定

文字サイズ
  • 特大
背景色
  • 生成り
  • 水色