スコットランド王ロバート3世(3)

文字数 898文字

スコットランド王ロバート3世についての続きです。作品集は下の画像から入って下さい。
相次いで2人の息子を失ったロバート3世の落胆は非常に激しく、それが原因で同1406年4月4日にエアシャーのダンドナルド城で崩御した。遺体はスコットランド王の伝統的な埋葬地であるスクーンではなく、ペイズリーに埋葬された。

後継には不在のままジェームズが即位するものと宣言され、オールバニ公ロバートが摂政となった。

ロバート1世の生涯はショックでしたが、ロバート3世の生涯もまた私にとってとてもショックでした。子供の時から不運が続き、よかれと思ってしたことが裏目に出て最悪の結果になってしまっています。弟のオールバニ公ロバートを疑って恨み、自身の判断を呪いながら亡くなっている、こんなに不幸で救いのない人生もあるのかとショックでした。
1367年にロバート3世はアナベラ・ドラモンドと結婚した。アナベラはジョン・ドラモンド卿の娘で、ロバートの大叔父デイヴィッド2世の後妻マーガレット・ドラモンドの姪にあたる。2人の間には7人の子供が生まれた。
ロバート3世の生涯は不幸だったけど、たくさんの子供に恵まれたのがせめてもの救いだと思います。
・デイヴィッド(1378年ー1402年)ロスシー公、1400年に第3代ダグラス伯アーチボルト・ダグラスの娘マージョリーと結婚した。

・ロバート、幼少期に死亡

・ジェームズ(1394年ー1437年)ロスシー公、後にスコットランド王。

・マーガレット(?ー1451年頃)第4代ダグラス伯、およびトゥレーヌ公となるアーチボルド・ダグラス(3代伯の息子)と結婚した。

・メアリー、第13代アンガス伯ジョージ・ダグラス、次いでジェームス・ケネディ卿、次いでグラハム卿ウィリアムと結婚した。

・エリザベス、初代ダルキース男爵ジェームズ・ダグラスと結婚した。

・エジディア、ニスディール卿ウィリアム・ダグラスと結婚した。

以下の庶子がいた。

・サー・ジェームズ・ステュアート・オブ・キルブライド

・サー・ジョン・ステュアート、ショー・ステュアート・オブ・アードゴーワン家祖

次回からオールバニ公ロバートについて調べてみます。
ワンクリックで応援できます。
(ログインが必要です)

登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

ビューワー設定

背景色
  • 生成り
  • 水色