ロベール3世・ダルトワ(2)
文字数 1,022文字
ロベール3世は逃亡し、ブラバント公等の各地の親族を頼り庇護を求めたが、いずれもフィリップ6世の追及により長居はできず、1336年にイングランドに渡りエドワード3世の庇護を求めた。同年、フィリップ6世はロベール3世を王家の謀反人であると宣言した。ロベール3世の所領を没収し、妻子を逮捕、ガイヤール城に投獄して、イングランドにロベール3世の引き渡しを要求した。
最後はブルターニュ継承戦争で戦死したのですね。いろいろな人物と関係があって、アルトワにこだわって偽の遺言書を作ってバレ、フィリップ6世と対立してイングランドに亡命し、エドワード3世に王位を勧めて百年戦争の原因を作り、最後はブルターニュ継承戦争で戦死した、こういう人物がいるのが中世のフランスなのかと考えてしまいました。
ロベール3世・ダルトワは妻ジャンヌ・ド・ヴァロワとの間に6人の子女をもうけた。
・ルイ(1320年ー1329年)
・ジャン(1321年ー1387年)ウー伯
・ジャンヌ(1323年ー1324年)
・ジャック(1325年ー1347年以降)
・ロベール(1326年ー1347年以降)
・シャルル(1328年ー1385年)ロングヴィル伯、ペズナ伯