スコットランド王ジェームズ4世(1)

文字数 952文字

スコットランド王ジェームズ4世について話題にします。作品集は下の画像から入って下さい。
ジェームズ4世(1473年ー1513年)はスコットランド王(在位1488年ー1513年)。ジェームズ3世とデンマーク王クリスチャン1世(スウェーデンとノルウェーの王も兼ねた)の娘マーカレットの子。
1488年、ソーキバーンの戦いで死んだ父の跡を継いで15歳で即位。ソーキバーンの戦いでは反乱軍の名目上の指導者となっていたのであるが、父の死に際して自分が演じた役割に気付いて、四旬節のたびごとにシリスを着用して自らの罪の償いを行った。
余は教皇にそそのかされ、父上フリードリヒ2世に対して反乱を起こした。すぐに負けて捕らえられ、王位を剥奪されて目を潰され幽閉された。冷静に考えれば叛乱を起こしても勝ち目はないのに、教皇に言われてその気になったこと深く後悔した。
僕は今15歳ですが、15歳のジェームズ4世は政治のこととかよくわからずに言われるままに反乱軍の指導者になり、後で自分のしたことの意味がわかって苦しんでいます。若くて未熟な時に判断を誤って父を殺した罪を背負わなければならなくなる、本当に気の毒です。
ジェームズ4世は大変有能な統治者で、反乱を鎮圧し、芸術を奨励し、銃器製造や造船業などにとりわけ力を注いだ。
スコットランドのような国でうまく統治をするということはものすごく難しかったと思います。
イングランドとは1502年に平和条約を締結し、1503年にヘンリー7世の娘マーガレット・テューダーとホリールード寺院で結婚式を挙げた。2人の間には4男2女が生まれたが、成人したのは三男のジェームズ(後のジェームズ5世)だけだった。
ジェームズ4世がイングランドと平和条約を結んだというのはすごいです。今までずっとイングランドとの関係は支配されそうになったり、王が捕虜になったりという感じでした。ジェームズ4世は王位を守ってスコットランドを安定させ、1つの国として認められるところまでスコットランドの地位を上げてヘンリー7世の娘マーガレットと結婚しているのです。これはすごいことです。
ジェームズ4世とマーガレットの曾孫になるジェームズ6世/1世から同君連合体制が始まり、その血は今日のイギリス王室(ウィンザー朝)まで続いています。
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登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

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