ヒューマニズムとルネサンス(7)

文字数 1,246文字

ヒューマニズムとルネサンスの続きです。作品集は下の写真から入ってください。
El gran avance que se produjo en medicina en esta época fue gracias a la práctica de la disección humana permitida por el papa SixtoⅣ desde 1482, iniciándose así las primeras investigaciones en el cadáver y las primeras observaciones clínicas.
この時代の医学の大きな進歩は1482年にシクストゥス4世が人体の解剖を許可し、この時から遺体の観察と研究が始まった。
Los progresos anatómicos determinaron los primeros estudios de fisiología, cuyo capítulo más interesante es sin duda el relativo al de la circulación de la sangre.
解剖の進歩が最初の生理学の研究を決定づけた。そして間違いなく血液の循環についても関心がもたれた。
解剖が行われるようになって医学は大きく進歩した。残念ながら私が大学で医学を学んだ頃はまだ解剖は一般的でなく直接経験したわけではないが、そうした知識は伝えられてきた。
僕が大学で学ぶ時には解剖をすることがあるかもしれないのですか?
そういう時代になっているかもしれない。
解剖を許可したシクストゥス4世(在位1471ー1484)はローヴェレ家の教皇で、システーナ礼拝堂を建設しました。ローヴェレ家はパッツィ家の陰謀にも関係していたようです。後に甥のジュリアーノも教皇になってユリウス2世を名乗りました。ローヴェレ家はボルジア家のライバルでもあります。
ボルジア家ってあの悪名高いアレクサンドル6世とチェーザレ・ボルジアの家系ですか?
ボルジア家はルネサンス期にそんなに評判が悪かったのですか?
史上最悪の教皇で庶子がたくさんいた。特に子のチェーザレは残虐非道で妹と、いや、これ以上は話せぬ。
ボルジア家の評判が悪いのは、ライバルのローヴェレ家のジュリアーノがその後教皇になったのも原因だと思います。悪口を言いまくったのでしょう。
教皇が前の代の教皇の悪口を言うなんて信じられぬ。
ルネサンスでは普通のことです。ルネサンス期は華やかに見えて陰謀とか暗殺もたくさんありました。でも僕たちの生きた時代は社会が大きく変わり医学も進歩しました。
チェーザレ・ボルジアは日本では結構人気があります。漫画の主人公になっているからです。
そんなに人気が出るなら、漫画の主人公というものになってみたい。
ラミロ2世は難しいです。華やかな恋愛や手に汗握る戦いなど漫画に不可欠のエピソードが全くなく、生涯の大半を修道院で暮らした人なので・・・
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登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

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