ジャン・カルヴァン(3)
文字数 966文字
7年後、セルベートは『キリスト教の復興』を匿名で出版しますが、運悪くその本がカルヴァンの手に渡ってしまい、フランスの異端審問所に密告されます。ヴィエンヌにはセルベートを慕う友人が数多くいたのですぐに脱獄できましたが、4か月後にジュネーヴに姿を現して拘束され、2か月半後に処刑されました。彼がなぜジュネーヴに行ったかはわかっていません。
「セルベートはペンで攻撃してきた。それなのにカルヴァンよ、あなたは暴力で応じた。教義を守るために人を殺したら、それはもう教義を守ったのではなく、ただの人殺しである」