イングランド王ウィリアム1世(3)

文字数 977文字

イングランド王ウィリアム1世についての続きです。作品集は下の画像から入ってください。
1066年1月にエドワード懺悔王が死去すると、ハロルドが名乗りをあげてイングランド王ハロルド2世に即位した。その弟トスティこれに不満を持ちノルウェー王ハーラル3世を誘ってヨーク東方のスタンフォード・ブリッジに攻め込んだ。ギヨームもエドワード懺悔王とハロルドとの約束を掲げて9月28日、6000人の騎士を含む12000の兵を率いてイングランド南岸に侵入した。
もし弟のトスティが不満を持ってノルウェー王ハーラル3世を誘って攻めていなければ、ハロルドの王位がそのまま続いてイングランドの歴史は全く違った流れになったかもしれないのですね。
両面に敵を受けたハロルド2世は、まずトスティとハーラル3世を9月25日のスタンフォード・ブリッジの戦で討ち取ると、反転して10月14日にヘイスティングズでギヨーム軍と戦った(ヘイスティングズの戦い)騎兵を主力とするノルマン軍は、歩兵中心のイングランド軍にはじめ苦戦を強いられたが、敗走すると見せかけて後退し、それを追って敵軍が陣形を崩したのを機に反転して攻勢をかけ、ついにハロルド2世を討ち果たした。ドーバー、カンタベリーも落とし、12月にロンドンを降伏させた。
ハロルド2世は最初にトスティとハーラル3世と戦って兵力を使い、その後すぐギヨームのノルマン軍と戦っているのだから、不利になるのは仕方がない。
1066年12月25日、ギヨームはウェストミンスター寺院でイングランド王ウィリアム1世として戴冠した。こうしてウィリアム1世は、フランス王臣下にしてイングランド王の地位を得た。
ウィリアム1世以来、エドワード5世、エドワード8世を除くすべてのイギリスの歴代王が「エドワード懺悔王の礼拝室」で戴冠式を行っています。
エドワード懺悔王の又甥で後継者に指名されていたエドガー・アシリングを擁立したスコットランド王マルカム3世(エドガーの姉マーガレットと再婚していた)とデンマーク王スヴェン2世は1068年に北部貴族の反乱を支援してイングランドに侵攻したが、1071年に阻止、1072年のアバネシーの和約でマルカム3世を臣従させてエドガーと和解、イングランド支配を安定させた。
ウィリアム1世の戴冠式後もイングランド王位を巡る争いは続いていたようです。
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登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

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