フランス王ルイ6世(2)

文字数 903文字

フランス王ルイ6世についての続きです。作品集は下の画像から入ってください。
ルイは12歳前後の頃に王宮に戻るが、継母ベルトラードは彼女の実子である異母弟妹達は可愛がったが、ルイは明らかに冷遇された。
僕が5歳の時に母は亡くなり、父はすぐに再婚しました。この継母に毎日虐められ、父は僕を助けてくれるのではなく、僕は7歳で修道院の中にある孤児院に入れられてしまいました。ルイ6世についてこのような話を聞くと継母ベルトラードに対してものすごく腹が立ちますし、ルイ6世には共感します。
1098年、ルイは母ベルトの又従兄にあたるポンチュー伯ギー1世によりアブヴィルにて騎士の称号を授けられ、宮廷から遠く離れた場所で青年期を過ごした。
後にルイは1101年から1105年にかけ、ヴェルマンドワ伯にもなっている。
このような形で宮廷から離れて命を守れたならよかったと思います。
私の義理の孫シャルル7世も幼い頃は母イザボー王妃に育児放棄されて修道院に入れられ、その後娘(ヨランド・ダラゴン)が嫁いだアンジュー家に引き取られてそこで数年過ごします。王の子であっても場合によっては大変な苦労をします。
1100年にルイが病床の父フィリップ1世から王太子に指名された後、継母ベルトラードは、ルイが旅でイングランドのロンドンに滞在した際、勅令によって町に留め置こうとした。さらにルイが帰国すると、ベルトラードは3人の修道士にルイ王太子暗殺を依頼したと伝えられる。この陰謀は間一髪で発覚したが、1101年に起きた毒殺事件は防ぐことができず、ルイは毒に倒れ、ユダヤ人医師の治療技術により一命を取り止めた。
フィリップ1世がルイを王太子に指名したことはよかったですが、その後に継母ベルトラードがしたことはあまりにも酷いです。修道士に暗殺を依頼したり、毒殺しようとしていますが、これはもう普通に信仰心のあるキリスト教徒なら絶対にできないことです。権力を得ようとする気持ちがここまで人を狂わせるなんて本当に恐ろしいです。こうした出来事はきちんと記録に残し、後の世代に伝えるべきです。
ルイ6世が若い頃に継母に暗殺されかけたというのはかなりショックでした。
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登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

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