フィリップ・メランヒトン(1)

文字数 902文字

宗教改革者の1人、フィリップ・メランヒトンについてです。作品集は下の画像から入って下さい。
ルーカス・クラナッハによるフィリップの肖像画と書いてありました。
フィリップ・メランヒトン(1497年ー1560年)は、ドイツの人文主義者、キリスト教神学者。ルター派。
ルターが1483年生まれなので、14歳年下です。
メランヒトンはルターの宗教改革において、ルターの思想の体系化に尽力。プロテスタント正統の基礎を築いたという面でカルヴァンと並び称される。
メランヒトンのような思想を体系化できる者がいたのに、どうしてルターの思想はあそこまで極端になってしまったのでしょうか?
本名の姓Schwartzerd(シュヴァルツェルト)はドイツ語で「黒い土」を意味するものであるが、「メランヒトン」もギリシア語で「黒い土」を意味するものである。このようにギリシャ語名を自称したことにも、フィリップ・メランヒトンがギリシア文化を重視する人文主義者として育ったことが示されている。

1517年に若くしてヴィッテンベルク大学のギリシア語教授になる。

ギリシャ語の教授になったということは、ギリシャの思想や哲学、文学や神話についても深い知識があったということですよね。そういう人の方が極端な考え方をせずにバランスが取れているように思います。
1518年、ルターに共鳴して宗教改革に参加。非体系的・直感的なルターに対し、メランヒトンは体系的・知性的であり、ルターの思想を体系化していく役割を担った。また人文主義に基づく中等学校、古典的なコレギウムを開き、ルター派の中等教育・高等教育に貢献した。
宗教改革が極端な方向に走らないためにも、メランヒトンのように体系的、知性的に考えられる人は重要だと思います。
1521年『ロキ・コンムネス』(神学総覧、単に『ロキ』とも)を執筆する『ロキ』では神学的議論のみならず倫理的な論点が含まれており、信仰によって義とされる説が強調されている。
神学や宗教の議論では理性や倫理がとても重要になってきます。ただ神学的にどちらが正しいかだけで争えば敵対する相手を殺すことが正義になってしまい、人間は限りなく残酷になります。
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登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

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