面倒な亡霊を異母弟に押し付けて困らせる作戦
文字数 726文字
今日は新しく2000字コメディに『面倒な亡霊を異母弟に押し付けて困らせる作戦』を投稿しました。作品のページには下の写真から入ってください。
余もかなり登場しているのに表紙にはラミロ2世の肖像画ばかり使っている。
ラミロ2世の方が白くてヒラヒラした衣装を付けているので、亡霊らしいかなと思ってつい・・・
前回もそうだったが、今回もひどいタイトルだ。これでは亡霊は怖いもの、面倒なものという間違った印象を読者に与えてしまう。
だって本当に亡霊と付き合うと面倒なこといろいろあるんだから、このくらい言ってもいいと思います。
僕は異母弟のマルティンを怖がらせようとして話をしていたんです。そこに本物の亡霊が笑顔で登場するからホラーではなく笑い話になってしまいました。
余は名前を呼ばれたから出たまでだ。覚えていて欲しい。亡霊を認識してくれる人間は滅多にいないし、時と場合を考えないと相手に迷惑をかけてしまう。本当は出たくて出たくてしょうがないのだが、じっと我慢をしている。だから名前を呼ばれれば大喜びで登場するのだ。
亡霊というものは、元々認められず深く傷ついた体験があってトラウマを持っている繊細な心の持ち主だ。そんな亡霊が必要以上に邪魔にされたり人間に無視され続けたら本当に心が折れてしまい、巡り合うべき生まれ変わった人間に出会う前に消えてしまうかもしれない。そうした亡霊の悲しい運命を知れば、むやみに邪魔者扱いしたり面倒な存在とは言えないはずである。
だが、今回の話で、余はフェリペを見直して感動した。
そのことについてはいろいろ裏があるのですが、詳しくは小説を読んでください。
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