カール4世(12)

文字数 1,096文字

カール4世についての続きです。作品集には下の画像から入ってください。
カール4世は4度結婚している。1329年に結婚した最初の妃ブランシュ・ド・ヴァロワはヴァロワ伯シャルルの娘でフランス王フィリップ6世の異母妹であった。ブランシュとの間には2女が生まれた。
最初に結婚した時カール4世はまだ13歳、フランスにいた時です。
・マルガレーテ(1335年ー1349年)ハンガリー王(後にポーランド王を兼ねる)ラヨシュ1世と結婚した。

カタリーナ(1342年ー1395年)オーストリア公ルドルフ4世と結婚し、死別後にバイエルン公兼ブランデンブルク選帝侯オットー5世と再婚した。

色々な国と婚姻関係を結んでいますね。
1349年にライン宮中伯ルドルフ2世の娘アンナと結婚した。2人の間には1男が生まれたが夭逝した。

・ヴェンツェル(1350年ー1351年)

せっかく生まれた男の子が夭逝してしまうのは辛いですね。
1353年に低シレジアのシフィドニツカ公ヘンリク2世の娘アンナと結婚した。2人の間には1男1女が生まれた。

・エリーザベト(1358年ー1373年)オーストリア公アルブレヒト3世(ルドルフ4世の弟)と結婚した。

・ヴェンツェル(1361年ー1419年)ローマ王、ボヘミア王、ブランデンブルク選帝侯、ルクセンブルク公

ヴェンツェルが生まれたのはカール4世が45歳の時です。
父がその年齢の時に生まれた子でしかも育った中では長男ならば、ヴェンツェルきっとすごく大切にされていたと思います。
1365年にポメラニア公ボギスラフ5世の娘(ポーランド王カジミェシュ3世の孫娘)エリーザベトと結婚した。2人の間には4男2女が生まれた。

・アンナ(1355年ー1394年)イングランド王リチャード2世と結婚した。

・ジギスムント(1368年ー1437年)ローマ皇帝、ルクセンブルク公、ブランデンブルク選帝侯、ボヘミア王、ハンガリー王

・ヨハン(1370年ー1396年)ゲルリッツ公。ルクセンブルク女公エリーザベトの父。

・カール(1372年ー1373年)夭逝。

・マルガレーテ(1373年ー1410年)ニュルンベルク城伯ヨハン3世と結婚した。

・ハインリヒ(1377年ー1378年)夭逝。

ジギスムントが生まれた時、父カール4世は52歳でした。
私も生まれた子が次々と亡くなりましたが、それでも跡継ぎの子ができると信じていました。まさかあんなに早く自分が死ぬとは思わなかったです。
カール4世の子はみんな女の子は他国の王や諸侯と結婚し、男の子は王や諸侯になってと完璧です。それなのに次の世代で跡継ぎはいなく、ルクセンブルク家は途絶えてしまいました。
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登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

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