ティコ・ブラーエ(30)

文字数 901文字

ティコ・ブラーエについての続きです。作品集は下の画像から入ってください。
ティコ・ブラーエはまた、医学と錬金術を研究していた。彼は人体が天体から直接的に影響を受けていると考えたパラケルススの強い影響を受けていた。人体を小宇宙とみなし、占星術は天空と人体の宇宙を結び付ける科学であるという、このパラケルスス的な視点はフィリップ・メランヒトンやマルティン・ルターにも共有されており、それ故に穏健ルター派と純正ルター派の間の系争点の1つであった。
パラケルススの考えが占星術に強い影響を与えているというのは知っていましたが、ルター派にも共有されていてそれが争点になっていたというのには驚きました。
ティコ・ブラーエにとって経験主義と自然科学、宗教と占星術の間には密接な関りがあった。ティコはウラニボリにある彼の巨大な薬草園を使用して、いくつかの薬草生薬のレシピを作り、それを用いて高熱やペストのような病気の治療を行った。彼が生きた時代、ティコは医学における貢献でも有名であり、彼の薬草生薬は1900年代まで使用された。
すごいですね。こういう話を聞くとうれしいです。
スカンディナヴィアの民間伝承では、ティコ・ブラーエの日という表現は「不運な日」の日数を指す。これは1700年代に多くの生活暦に記載され始めたが、ティコ・ブラーエ自身の研究と直接的関係はない。
これはかなり酷いです。
占星術が実証的な科学ではないと気付いたからか、あるいは宗教的な反響を恐れたからか、ティコは自身の占星術的研究との関係をいくらか曖昧にしていた。例えば、彼のより天気の予測に関する占星術的な論文2つと生活暦は、彼が個人的にそれらの研究を行った事実にもかかわらず、彼の助手の名前で出版された。何人かの学者はティコがそのキャリアの中でホロスコープ占星術に対する信仰を失ったと主張している。そして別の学者たちはティコは占星術との関りが彼の実証的な天文学研究の受け入れに影響を与えるであろうことに気付いたので、単純にこの主題についての公のコミュニケーションを変えたのだと主張している。
この時代の宗教による占星術や地動説への迫害はかなり激しかったです。
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登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

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