ペドロ2世の鎧

文字数 839文字

今日は新しく2000字コメディに『ペドロ2世の鎧』を投稿しました。作品のページには下の肖像画から入ってください。
いつも思うが、ペドロ2世の時だけ肖像画が大きい気がする。
本人の希望で画像を大きくしているのです。ペドロ2世は特に目立ちたがり屋ですから。
ラミロ2世やペドロ2世は亡霊らしい影の薄さが全くなく、いつも堂々としているので僕は見ていてヒヤヒヤします。
私はよく影が薄いと言われますが、それはやっぱり生きていた時の存在感とか迫力によるものですか?
たぶんそうだと思いますが、特にペドロ2世などはもう少し控えめになってもいいかと・・・
控えめになっていたら王は務まらない。余はいつもやる気満々で先頭に立って戦ってきた。
そういう姿勢が人気につながるのでしょう。今回護身術の学校で、ペドロ2世は子供たちに大人気でした。
そうであろう。この調子で日本でも余の人気が高まってくれればよいが、どうもまだまだ宣伝不足のようだ。
今回、そして次回の小説ではペドロ2世(役をやっているフェリペ)が大活躍するはずです。
見た目はペドロ2世でも中身は僕なのであまり期待しないでください。僕は勉強は得意でも戦いは苦手だから・・・
文武両道の人はなかなかいないですね。
僕のニコラさんは文武両道だった。メチャクチャ強くて僕たちが移動する時盗賊に襲われたけど、1人で10人ぐらい相手にして戦っていた。
若い時は騎士になろうとして武芸に励んだのだから、それぐらいは簡単だ。
それだけ力がありながら修道士になるとはもったいない。
いや、私も人生にいろいろあってな・・・
亡霊になるのはいろいろあって生きている時に評価されなかった人がほとんどですが、その中でもラミロ2世とペドロ2世はキャラが濃いというか、亡霊らしい影の薄さがなくてどこにいても目立つので(僕にとって)ヒヤヒヤします。
亡霊になってはじけたラミロ2世とペドロ2世に比べ、人間として常識のあるフェリペ君はヒヤヒヤドキドキする、そのあたりの感覚のズレを笑い話にしていきます。
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登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

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