シュテファン・ツヴァイク(1)

文字数 848文字

オーストリアのユダヤ系作家・評論家であるシュテファン・ツヴァイクについてです。作品集は下の画像から入ってください。
シュテファン・ツヴァイク(1881年ー1942年)は、オーストリアのユダヤ系作家、評論家である。
1930年代から40年代にかけて大変高名で、多くの伝記文学と短編、戯曲を著した。特に伝記文学の評価が高く、『マリー・アントワネット』や『メアリー・スチュアート』『ジョゼフ・フーシェ』などの著書がある。英国で対独感情の悪化している一時期には、その小説が「"Stephen Branch"(ツヴァイクの本名の英訳)」という仮名で刊行されたこともある。
『ジョゼフ・フーシェ』については知らなかったですが、『マリー・アントワネット』や『メアリー・スチュアート』は有名です。
ツヴァイクは、ウィーンできわめて富裕なユダヤ系織物工場主であるモーリッツ・ツヴァイクと、妻(イタリア人の銀行家の一族出身)のイダとの間に生まれた。ウィーン大学で哲学と文学史を学び、1904年に博士論文「イッポリート・テーヌの哲学」で哲学博士号を取得した。(この博士号は1941年、ナチス支配下のオーストリアで「人種的理由から」剥奪され、2003年4月になって回復された)」
人種的理由で博士号を剥奪するなんて、随分酷いことが行われたのですね。
ツヴァイクは世紀末ウィーンの優れた文化環境のもとで、ギムナジウム時代から文学、芸術に親しんでいた。ホーフマンスタールの流れを汲む新ロマン主義(派)風の叙情詩人として出発する。詩集『銀の弦』で文壇にデビュー。当時の前衛運動である青年ウィーン運動に関与した。
世紀末ウィーンには、グスタフ・クリムト、エゴン・シーレ、ヨハン・シュトラウス2世、ヨハネス・ブラームス、グスタフ・マーラー、フランツ・カフカ、ジークムント・フロイト、アルフレッド・アドラー、などものすごく有名な人がたくさんいました。
芸術、思想の両方で優れた人がたくさんいてその影響を受けることができたというのはうらやましいです。
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登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

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