結果発表と次のミッション

文字数 1,225文字

昨日は余の子孫たちに自己アピールをさせたようだが、結果はどうだった?
それが、思ったほどpvの数は増えませんでした。小説のページには次のウエスカの大聖堂の写真から入ってください。

1位 ハインリヒ7世★3pv341(+1)

2位 ラミロ2世★4pv278(+4)

3位 フアン1世★5pv226(+13)

4位 ペドロ2世★3pv115(+0)

という結果になりました。


余はそれまでにpvを稼いでいたから、最後の追い込みで点を稼ぐことはなかった。このチャットノベルを読んでいる読者は余についての小説など前に読んでいるからだろう。
伸び率で言えば私が1番高いが、それが勝利王シャルル7世人気によるものか、それとも私個人が評価されているのかはよくわからない。
余の人気は今回は低かったが、それは作者の力量不足によるものである。余の息子ハイメ1世は、アラゴン王国史上ナンバー1の人気を誇っている。その波乱に満ちた生涯は大河ドラマができるほどだ。ハイメ1世についての長編小説(複雑すぎて短編では絶対書けない)が書かれれば、きっと余の人気も上がるに違いない。
実は余は密かにファンレターをもらっていた。
ラミロ2世にもファンレター届いていたのですが、気づくのが遅れました。詳しくはラミロ2世の小説のところを見てください。


ファンレターをもらったからといって、喜んでばかりはいられなかった。アラゴン王国の歴史は日本でほとんど知られていない。
そうですね。日本のツアー旅行で『スペイン周遊8日間の旅』とかいう場合、バルセロナとマドリッドは必須で、アンダルシアの有名な都市も入っているけど、アラゴンには行っていません。
余はアラゴン王として新たなる誓いを立てた。このページを利用して、もっともっとアラゴンの魅力を伝えていきたい。
2000字小説の締め切りは過ぎてしまったのですけど。
2000字ではとてもアラゴンの魅力は伝えきれない。せっかく我らアラゴン王家の亡霊たちがここに集結したのだ。これからもアラゴンについて語り続けたい。
あの、私は亡霊ではなく人間なのですけど・・・
肉体を持たない亡霊はこの世界の物に触れることはできない。本のページをめくることすらできないのだ。ましてコンピューターなどという複雑な物体はどういう仕組みになっているのか見当もつかない。そなたの手を借りるしかない。
そうですね。


そなたに新しいミッションを命じる。まずは王家の霊廟で撮った写真を参考にして、余を含む5人の王についての小説を書き上げるといい。
あのパネル、スペイン語で書いてあるのですけど・・・
当たり前だ!あのパネル写真からまずはアラゴン王国を建国した余の祖父ラミロ1世についてスペイン語を翻訳して正しい情報を得たうえで小説を書くこと。1か月以内にだ。これはミッションなどという大げさなものではない。日本でいう『宿題』みたいなものだ。
2000字小説が終わったら、次のミッションが始まっていた。ラミロ2世は厳しいニャー
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登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

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