ジャンヌ・ド・ナヴァール(2)

文字数 1,042文字

ジャンヌ・ド・ナヴァールについての続きです。作品集は下の画像から入ってください。
これは、ブルターニュ公未亡人ジャンヌと次男のアルテュール・ド・リッシュモン、アンリエット・ロリミエ画、です。
翌1399年にボリングブルックはリチャード2世を廃位して国王ヘンリー4世に即位、同年にジャン4世が死去、未亡人となったジャンヌは長男ジャン5世の摂政を務めていたが、3年後の1404年に代理人を通したヘンリー4世との再婚に応じた。
ヘンリー4世は1366年生まれなので、1399年の時に33歳、ジャンヌは29歳、長男ジャン5世は10歳ぐらいです。
1394年に最初の妻メアリー・ド・ブーンを亡くしたヘンリー4世は再婚を通してブルターニュの支配を目論んでいたが、ブルターニュから再婚に抗議が上がると、ジャンヌは摂政の放棄を余儀なくされ、子供達も後見人のオリヴィエ・ド・クリッソンがブルターニュに留め置く方針に決めたため、ヘンリー4世の当ては外れた。
やっぱりヘンリー4世はブルターニュを狙っていたのですよ。本当に酷い男です。ブルターニュが抗議したことで併合は免れたけどジャンヌは子供たちと離れ離れになってしまいます。
1403年、ジャンヌは亡夫との間に出来た子供らをブルターニュに残し、イングランドへ行き2月にウィンチェスター大聖堂で正式にヘンリー4世と再婚したが、彼との間に子は出来なかった。しかし夫婦仲は良く、ヘンリー4世はジャンヌへの歳出を増やし、ジャンヌも王と先妻の子供達へ愛情を注いでいたという。
なんか納得できませんが、ジャンヌがイングランドで幸せに暮らしていたというならまあいいです。
なんかフアン1世がジャンヌの父親のような言い方をしている。
私は妻2人がフランス人でフランスが大好きです。だからヘンリー4世がジャンヌを不幸にしたら許せないです。
1413年のヘンリー4世の没後、ジャンヌの処遇は変わらず厚遇され、継子ヘンリー5世からは寡婦年金を支給され、実母同然に慕われていた。
ジャンヌと義理の息子になるヘンリー5世がよい関係を築いたというのは、ジャンヌがいい人だったからそうなったのでしょうね。
私は父上の再婚相手シビラを毛嫌いしていました。自分と同じ年の女が継母、そして王妃になったのです。許せると思いますか?でも私の最初の妻マルタは優しいからシビラともよい関係を築いていました。
イングランドでのジャンヌの待遇は悪くはなかったのですが、1415年に百年戦争が再開されると彼女の運命も変わりました。
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登場人物紹介

ラミロ2世。アラゴンの王様だったがいろいろあって今は亡霊となっている

ペトロニーラ。アラゴン女王の名前を使っているがただの主婦。小説家になりたいと思っている。

フェリペ、16世紀のスペインの修道院で暮らすユダヤ人の少年。父親に捨てられて心を閉ざしていたが、ニコラス医師の指導で本来の明るさを取り戻す。まじめで勉強熱心。

ニコラス医師。修道院内の病院の医師で、孤児たちに勉強も教える。心を閉ざしていたフェリペを気にかけ、特別にラテン語や歴史、医学の基礎なども教える。

フアン1世。不真面目王と呼ばれ業績を残さずに死んだが、娘のヨランド・ダラゴンが勝利王シャルル7世を支えている。

ハインリヒ7世。皇帝フリードリヒ2世の長男でアラゴンの血も引いている。父と対立して反乱を起こし降伏して目を潰され。幽閉されて悲劇的な人生の幕を閉じる。

ペドロ2世。ラミロ2世のひ孫でレコンキスタの英雄。戦闘能力はかなり高く、ファンタジー映画やゲームの中では主要キャラになるタイプだが、なぜか小説の中で影が薄い。

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