スコットランド王ジェームズ3世
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ジェームズ3世(1451年ー1488年)はスコットランド王(在位1460年ー1488年)。ジェームズ2世とゲルデルン公女メアリーの子。概して公正さに欠き、イングランドとの協調政策や、家族との破滅的な関係などにより国民の支持を得られず、無力な統治者であった。
1469年8月10日、デンマーク王クリスチャン1世(ノルウェー、スウェーデンの王も兼ねる)の王女マーガレットと結婚した。当時の北欧3国はカルマル同盟によって大国となっており、対イングランド関係においても有利な婚姻であった。
スコットランド側は王女の持参金に現金を要求したが、クリスチャン1世は手元不如意を理由に、後で代金を支払う代わりとして取りあえず、スコットランド北方のオークニー諸島とシェトランド諸島を持参金とした。しかし現金は結局支払われず、以来この2つの諸島はスコットランド領となっている。
王妃マーガレットとの間に3男をもうけた。
・ジェームズ4世(1473年ー1513年)スコットランド王
・ジェームズ(1476年ー1503年)ロス公、セント・アンドルーズ大司教、大法官
・ジョン(1479年ー1503年)マー伯